「たまらないな 最高にかわいくて イカせたくなる」
流されていてもかまわない…今だけは彼に蕩かされていたい――
同じ課の先輩に逆恨みされ、中傷にさらされた胡桃。傷つき、雨の中佇む彼女の手を取ってくれたのは、上司で課長の鬼塚龍史だった。「今だけでいい…俺を好きになれ」クールで苦手だった龍史の、不器用な優しさに包まれた胡桃は、甘く導かれるまま、龍史に“初めて”を捧げる。数日後、母親に再婚相手を紹介したいと言われ喜んで会食の場を訪れると、勤務先の会社社長とその息子・龍史を紹介される。待って…鬼塚課長が御曹司、しかも私と義兄妹になるってこと!? その日から「お義兄さま」にベタベタに甘やかされる毎日が始まって…?