醜男として扱われひどい差別を受けてきた隣国の辺境伯・ディルミックと契約結婚をしたロディナ。
すべてはお金のために、どんな男でも我慢するつもりだったが、前世の記憶があるロディナには、ディルミックがイケメンにしか見えず笑顔で接していた。
日々を過ごすうちにディルミックの警戒もとけ、お互いに信頼関係も芽生えてきた。
数々の差別に巻き込まれながらも、決してぶれないロディナに対し心惹かれるディルミック。
一方でロディナも、ディルミックのお金や顔だけではない、優しさに心惹かれてゆく。
契約結婚だったはずが正式に結婚式まで挙げることとなり―――。