生まれつき色が違う左右の瞳から「魔物の魂を持つ」と言われ、納屋で育てられた令嬢クラウディア。
父の策略で王太子妃候補に選ばれ、虐待同然の苛酷な教育に耐えながら自分の価値を示そうとする。
しかし、王太子はかつて世界を救った”光の乙女”の再来セレネと結婚するため、
一方的にクラウディアとの婚約を破棄し、更には彼女を自殺未遂に追い込む。
クラウディアを救ったのは謎の多い辺境伯グレアムであった。
彼はクラウディアに結婚を申し込み、自らの城にもてなすが、やがて夜になるとグレアムにかけられた恐ろしい呪いが現れる……。
「彼女は見てしまったのか…? 私の、あの…おぞましい姿を…!」
不遇な令嬢と呪いのかかった貴族が織りなすシンデレラストーリー