このレビューはネタバレを含みます▼
数話覗いたのですが、気付いたら光の速さで全話読み終えていました。もう、めちゃくちゃ"良い"です……。"良さ"しかありません………。
まずBL以前に物語が面白いです。重厚で緻密な世界観、そこに生きる人々の思惑、美しい絵と相まって、次はどうなるのと読み進める手が止まりませんでした。
キャラクターも魅力的です。なんといっても、主人公ユード(受)が最高にカッコいいんですよね…。圧倒的な強さと孤高で冷徹なクレバーさ。基本ツンツンだけど心根は健気(本人自覚ナシ)で、他者を想う気持ちがありつつも、もう他者には何も期待していない相反する不安定さ…もうこれだけで私の癖にブッ刺さってしまいました(これでオメガなのがまたヤバい)
彼の虚な目と氷の様な心も、キシアル(攻)や仲間たちと接するうちに時折ほんの僅かに表情を和らげたり……。その繊細な機微が本当にたまりません。キシアルとの関係性もまたたまりません。
他の方が書かれているようにBL描写は少なめですが、恋愛に即発展というより、強大な運命の中で波乱にのまれながらもゆっくりと心を近付けていく描写が好きな方には本当にたまらない作品だと思います。
絆と敬愛と信頼がごちゃまぜになって結果的に恋愛に発展していくシチュが大大大大好きなので、読み返すたびに性癖ど真ん中ストレートで爆散しています。
今のところえっちな描写は本当に少ないのですが、25話等の回想ベッドシーンのユードさんの表情が良過ぎて咽び泣きました。普段とのギャップ反則では…最高……いったいオメガ覚醒後はどうなっちゃうの…!?
原作小説の日本語訳版は出ていないですが、言語の壁を乗り越えてまで原作を読みたいと思うぐらい個人的には好きな作品です。BLでも物語性を重視する方には是非ともオススメです!