すごく重厚なお話です。
LGBTQや人生について考えさせられ、ところどころ人として刺さる名言や気付きもある、とても深い秀作。
まだゲイという言葉さえあまり聞かない頃の作品。
アメリカ人二人の生涯が描かれています。
それはとてもリ
アルで、胸に迫ります。
恋愛の仕方、ゲイとしての苦悩や周りの人々の理解の有無に焦点が当たっています。
輪をかけるようにとても苦しいエピソードや差別的表現、展開があり、まさに試練。
1巻はメルの生い立ちが悲しく、早く救ってほしいと願っていたのに、ここってときにケインのありえない裏切りがあり、ふざけんなと思ったのですが、耐えて耐えて。
口コミもいいし、ここまで来たら2巻へ。
事件に巻き込まれ急展開が続くのですが、ラストにグッときて感動しました。
2巻までを強くオススメします。
昔、息子がゲイであることを認められない母の苦悩するシーンがある漫画読んだな、今読むと感じ方が違うだろうなと思っていたときに、再び出会った本作。これも運命かな。
こんなに壮大だったんだなと改めて感じました。
精神的に余裕があるとき、もしくは覚悟を決めてから是非。心に残る秀作です。
ストーリー◎ゲイ社会のリアリティにせまる。
心理描写◎メルの心に焦点を当てて読んでください。
どんなに酷い目にあっても相手を憎まず、真っ直ぐに真っ直ぐに生きています。
健気さを全面に出さない表現力。心の美しいメルに脱帽です。こんな人間になりたかった。
画力○
キャラ◎メルが女神です。幸せになってくれ。
エロ○ありますが、見えませぬ。
メイン以外もありますが、なんとか耐えてください。
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