「朔にぃの声で命令されたい」
Subである静流とDomである朔央は幼馴染。
優しい朔央は、パートナーのいない静流のSubとしての欲求をケアするため、いつも簡単な命令をくれる。
しかし静流には、彼にだけは見せられない、Subとしての切実な欲求があった。
――いつも俺を甘やかしてくれる。でも、俺が求めているのは、もっと激しい支配。
――本当は頭先からつま先まで躾けられて、めちゃくちゃにされたい。
本当は朔央とパートナーになりたいが、優しい世話焼きの朔央に、自分の激しい欲求を伝えることが出来ずにいた。
そんな中、Subとしての欲求不満が解消できずSub専門のセラピー店を訪れた静流。
そこで出会ったのは、店員として働く朔央だった。
「いつから俺以外のDomとシてたの?」
優しい兄だと思っていた朔央が、初めて見せる支配欲。
隠していた欲求と共に抗えない快楽に溺れていく。
「縛られて、朔にぃの好きにされちゃうんだ」