伯爵令嬢カリーナは、幼い頃に一目惚れしたファリス侯爵令息と婚約するも、繰り返される不貞行為に傷つけられていた。だがその度に、ファリスの甘い顔、蜜のような言葉や仕草に心動かされ、彼を許し続けてしまう。
そんな折、見兼ねた幼馴染のオルフ公爵が開いた夜会で、カリーナはファリスの決定的な裏切りを目撃。10年捧げた恋に終止符をうち、婚約破棄を告げるのだった。
溢れる涙と共に嘆くカリーナを前に、幼馴染のオルフは何年も、何十年も心に秘めてきた想いを告げる。
届かないと知りながらも、枯れることのない、これは「私」と「彼」と「花盛り」のお話───。
※この作品の1・2巻は『溺れるほど愛されて、幸せになってみせますわ!アンソロジーコミック17巻』の収録作品です。重複購入にご注意ください。