ガラケー時代に買い、そしてスマホになってからも買い直した。日高先生の初コミックスとのこと。短編集なので、日高先生の長篇に慣れた方は満足いただけないかもしれないが、私はこの短編集が大好きで、どの作品が好きかと尋ねられたら「足りない時間」と答えてしまうかもしれないくらい。原石のような作品。校内1.2を争う成績の男子高校生同士の何とも不器用な恋と、その高校の先生とかつての同級生同士、会社の上司と部下、検察官と警察キャリア、幼なじみ同士、そして冒頭の高校の先生と同級生の話。この男子高校生同士の話は、「シグナル」にも入ってます。絵も今に比べたら荒いし、短編なのでどうしても物足りなくなってしまうけれど、人の感情の複雑さや、抗っても抗いきれない想いなど、今の日高先生に繋がるものが詰まっている。デビュー当時は存じ上げないが、これが初コミックスとは!いつか、この男子高校生達の続きを読んでみたい。青臭くて不器用で感情を持て余していた彼らがどんな大人になっているか(多分そんな機会はないであろうが)…。Hはありますが、上手く角度や手で隠れている感じなのでソフトです。作品的には☆4なのですが、私の中では完全に別枠扱いというか殿堂入りしているのでプラス1で☆5。