亜利沙は空手部所属の運動神経に優れてはいるが、どこにでもいる普通の高校生だった。だが、その日常は16歳の誕生日の前夜、突如終わりを遂げる。黒ずくめの男たちの集団が家に押し入り、両親を殺害。男たちから彼女を救い出したのは、大型の拳銃を手にした近所のタバコ屋の主人で彼はこの世界での亜利沙の護衛役だという。実は亜利沙は多元世界≪パラレルワールド≫を統治する能力を持つ「第一執政官アウラ」の娘だった。そして、その血族の最後の一人であり、血族を滅ぼした「ソロン」という組織から逃れるため、多元世界を彷徨う旅に出ることになる……。巻末に平野仁お宝原画を掲載!