【本作品は同人誌となります】
強きこそ最も価値があり弱きを駆逐することこそ
正義として数多の星々を滅ぼしてきた遊宙民族テロル人の中、
序列10位に位置付けられるメディナは、
雑種の皇帝の地位を簒奪することを目論み強い武器を求めていた。
いつものように他星に侵攻している最中に、
自分の星を単騎で滅ぼした兵器・ルシフェルに目をつけ、
彼の母星を滅ぼした理由である
仲間の命の安寧と引き換えに彼を自分の武器とする。
搭乗者と神経を通して『感情』を共有し
強大なエネルギーを生み出すことのできる
その機能を駆使して彼女はルシフェルと共に
序列上位のテロル人を狩っていく。
皇帝の首にすら手が届くと夢見、
その牙を向かわせるも圧倒的な実力差から敗北。
肉体の半分が損壊し薄れゆく意識の中、
愛機が皇帝に無残にも踏み潰されるのを目の当たりにしながら
『私が利用しなければ、こいつはこんな風にならなかったんじゃ』
と彼女が思った瞬間、
彼女の精神はルシフェルが母星を破壊した瞬間まで
逆行してしまっていたのだった。
その日から、メディナのルシフェルが
絶対死なない世界を作る計画が始まった。
■総ページ数:60ページ