このレビューはネタバレを含みます▼
一ノ瀬シンは中学二年生の男の子。
彼はある日テストで90点以下の点数をとったということが父親にばれて腹にけりをいれられてしまう。
その後どげざをして自分のためにしかってくれてありがとうという言葉を言わされたことによりその姿を見た父親は気分が晴れて風呂に行った。
しかもその場には母親がいるはずなのにシンをかばったりすることなくしかもあんたなんか生まなきゃよかったといわれる始末である。
この家に彼の味方はいない孤独な生活を送っていた。
自分の家庭環境がおかしいことは自覚しているので学校でそういったことがばれるかもしれないとおそれて友達を作ることもためらってしまうシン。
ある日帰ると母親が離婚届を置いて家を出て行ったらしい。
その怒りをシンに向ける父親に反抗した彼は父親が倒れているのを見て思わず自宅を出て塾の先生に助けを求めるが…。
逃げ場がないなかにいると助けてくれる人からも目を背けてしまうのが癖になってしまうことがあるので余計につらい目にあうんだよなぁと思った。