普通のバレエマンガでは無いです。チェルノブイリ事故とバレエがこんなにも主人公の悠里にのし掛かってくるのでとても心が締め付けられます。バレエダンサーとしての才能・兄妹・親子・愛すること・生きる事がこの短い話数の中にぎゅーーーっと詰め込まれてい
て素晴らしいです。悠里のその時々の心情と作中のバレエ作品との組み合わせがまた凄い。ベテラン作者ならではの芸術性がより一層作品の厚みがあります。この作品は日本の原発事故前の作品ですが、被爆の恐怖など当時とは違ったイメージがあります。ぜひ今読んで欲しい作品です。
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