ネタバレ・感想ありビューティフルのレビュー

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禁断
2024年3月21日
禁断の恋を描いたストーリーで、読んでいて辛くなりましたが、続きを読みたくなる作品でした。10年以上前に発表された物とは思えない程 イラストも古い感じが無くて良かったです。
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美しい
2022年3月6日
無料分だけですが、素敵な作品に出会えた…と思いました。続きを購入してしまおうか、、、迷い中です……!!
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神の恩寵と死の影
ネタバレ
2019年10月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 冒頭から主人公の生い立ちの悲劇性が語られ、そしてすぐさま歴史的大事件が一家を襲う。後遺症に怯え常に死の影がつきまとうが天賦のバレエの才を見せるユーリの圧倒的な美しさに心を奪われる。拠り所である母を亡くし唯一最愛の妹とも離れた彼は救いを求めるように女性たちと交情を重ねるが、結局は踊ることでしか自らの存在意義を見いだせない。演者としての絶頂を感じた瞬間は、皮肉な事に死を最も意識した瞬間だった。ダンサーとしての未来が見えず、また妹との止められない禁忌の愛も切ない。最後は作者の甘さが感じられる結末だが文学的な作品だった。
素晴らしい作品!
2019年2月4日
この漫画を読んで、バレエの楽しみ方が変わりました。というか、バレエを鑑賞することがほとんどなかったのですが、作者さんを通してのバレエ解釈が面白く、特にスワンレイクの王子が、かっこいいだけの王子様ではないことがわかりました。動画サイトなどでいろいろなバレエを鑑賞してます。
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美しい
2017年10月13日
バレエの演目と主人公の心情が重ねてあるので、神話のような部分もあり。悲しくて残酷な試練の連続。
さいとうちほ先生の作品は独特の世界観があり、難しい題材ばかりなのに奥が深くて、天才だとビックリさせられます。

娘がバレエをやっているので少し重ねて見たり(笑)
バレエの世界は辛く険しく、水面下でもがき泳ぐ白鳥のように。その上に美があるんですね。
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詰め込まれたマンガ
2013年9月19日
普通のバレエマンガでは無いです。チェルノブイリ事故とバレエがこんなにも主人公の悠里にのし掛かってくるのでとても心が締め付けられます。バレエダンサーとしての才能・兄妹・親子・愛すること・生きる事がこの短い話数の中にぎゅーーーっと詰め込まれていて素晴らしいです。悠里のその時々の心情と作中のバレエ作品との組み合わせがまた凄い。ベテラン作者ならではの芸術性がより一層作品の厚みがあります。この作品は日本の原発事故前の作品ですが、被爆の恐怖など当時とは違ったイメージがあります。ぜひ今読んで欲しい作品です。
美しく、せつなく、哀しい
ネタバレ
2013年6月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ 被爆した経験は私にはないし、そのほかの大きな病気や怪我もまったく無縁なので共感できたとかよくわかるなんて軽々しく言えないけれど、二人の苦しみを少しでも和らげてあげたい。
それがユーリ、アンナお互いの存在で禁忌だとしても…現代でこそ許されない事だけど、数百年前なら普通にあり得た事…だから余計せつなさを感じてしまうのは私だけなのでしょうか?
私事ですが、子どもの頃、バレエや日舞を少しやっていました。 20歳前半で客演依頼なんて普通ではまずあり得ない事です。
それも取材されての今回の作者さんの作品は表ではバレエ界で脚光をあびるユーリが実はいかに被爆後の発病の可能性という後ろからずっと追いかけられている恐怖と深い闇、苦しみの大きさ、命の重さと時間との闘い等々裏の部分の本質をあらわされているのでしょう。
漫画家さんの絵も美しい、バレエ界の華やかさも美しい、ユーリを想うそしてアンナの心も美しい、何もかもに美しさや哀愁を感じさせてくれる作品です。
後半、元気だった頃のユーリの舞台を一度も観ようとしなかったアンナが、修道院をやめてまで初めて観た兄ユーリの舞台。
舞台上で倒れた後の異変に気付きユーリを抱きしめるーーやはり、二人は運命の人だったのか…と
私的にはラストがああいうぼかした感じがこの作品には良かったと思います。
日頃、当たり前だと思っていた健康であること、家族がいることの有りがたさを再認識させていただきました。
皆さんに是非読んで頂きたいと思いす。
バレエ漫画の中に放射能
2011年10月8日
購入したときは震災前でしたが
バレエを軸に、放射能影響の影も描かれています。

踊ること、生きること。
芸術作品や、小説にふれたような読後感あり。
切ないラブストーリー
ネタバレ
2024年4月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ とにかく、作画が美しく、登場人物も魅力的で、バレイという華やかな世界が舞台で、何もかもが美しいです。
さいとうちほ先生の作品が大好きで、先生が描かれる男性ヒーローや女性ヒロインが可愛くて、紆余曲折を経た恋愛物語が大好きなのですが、こちらも、さいとうちほ先生らしい、素晴らしいラブストーリーでした。

主人公のユーリは、日本人で元ボリショイ・バレイ団のバレリーナだった母とロシア人の父との間に産まれた天才的な才能を持った男性バレリーナです。ウクライナで母の再婚相手と異母妹と母と幸せに暮らしていましたが、チェルノブイリ原発事故で一転して生活が変わってしまいます。
失われた故郷、原発事故が原因で次々と亡くなる養父と実母。血が繋がりながらも相思相愛の妹とも生き別れになり、ユーリは彷徨うようにバレイ団を転々とし、その天賦の才能に多くの人々が魅了されているにも関わらず、虚しく空虚な気持ちで踊り続けます。
しかし、自分に敵意を持っているかのようなユーリの実父の最後の台詞と、最愛の妹と共にユーリがバレエの世界を去っていくラストには涙が出そうになりました。二人の行く末は描かれていませんが、病魔に侵されて亡くなってしまうことなく、何処かでひっそりと、二人きりで幸せに暮らし続けて欲しいと願うばかりです。
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おもしろい…と思う
2011年1月2日
さいとう先生の絵はやっぱりキレイでいいですね

今回はなんとなく前半が短編ぽく感じる作品で、途中までは微妙かなぁと思ってたけどキマイラが出て来たあたりからおもしろくなってきました
ただ終わり方を濁さずもう少し先まで書いて欲しかったです
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