人間にツノや羽根、様々なものが生え始めた時代に生まれた磯樹ニュシャ。
彼女は生まれながらに蒼いツノと触手を持つ「触手種のツノっ子」として生まれ、突然変異で生まれた彼女を人間たちは恐怖し、排斥した。
長命であった彼女は自らと人間を傷つけない為、自宅に柵を作り隠居生活をすることを決意する。
そして隠居生活を始めて200年後、「ツノっ子」が普通になった時代。
彼女は女子高生の火戸楽ヤト(ドラゴン種とエルフ種の混血)やその友人である芥リリス(悪魔種)と突如出会うことになり、
触手種人生で初めての友達ができていく過程を紡いだお話です。
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