堀江順子は、幼い頃に堀江家に引き取られたが、声を発することができなかった。言葉を交わせぬまま、彼女は14年間家族として共に暮らしてきた堀江直人に密かな想いを抱くようになる。しかしある日、直人が別の女性・美紗との結婚を決めたことを知り、順子は胸の痛みに耐えきれず、家を出る決意を固めた。その時初めて、彼女の抱いていた「愛」は、彼には届いていなかったのだと悟る。さらに追い打ちをかけるように、愛する直人に代理出産を強いられてしまうのだった…。流産の危機や監禁、すれ違いを経て、二人の関係は大きく揺らいでいく――声を持たぬ少女と、不器用な男が辿る、痛みと再生のラブストーリー。
好きな人に代理出産を強いられました【タテヨミ】(173巻完結)