保育士の若葉は引っ越した土地で、かつて3年間だけ「家族」だった義弟・要と再会する。10年ぶりに会った要はたくましい大人の男性に成長し、表具職人になっていた。若葉は要の家に招かれ仕事場を見せてもらうことになったが、誤って預かり品の高価な掛軸を破損し、彼の手にも大怪我をさせてしまう。要の身の回りの世話をしに姉として通う若葉だったが、掛軸と怪我を盾に「抱きたい」と迫る要に体を許してしまう。こんなことを続けてはいけないと思う若葉に「俺はお前を姉だと思ったことは、一度もない」と要のアプローチは止まらない。「義弟」という背徳感を抱きつつ、要との関係を断ち切れない。影を帯び色気たっぷりな元義弟との再会ラブ。