電子コミック大賞2025
漫画(まんが) ・電子書籍のコミックシーモアTOPBL(ボーイズラブ)マンガBL(ボーイズラブ)マンガ KADOKAWA カドコミ 月とピエタ月とピエタ 下【コミックシーモア限定版】
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月とピエタ 下【コミックシーモア限定版】

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作品内容

「俺……先生が描きたい」

百合川への《特別な感情》を認めることができないまま、
卒業制作のテーマに行き詰まる陽介。

しかし、百合川のまっすぐな言葉に、彼をモデルに絵を描くことを決意する。

思い起こされる辛い過去の記憶
目を背けてきた自分自身の本当の気持ち

それぞれと向き合い、答えを出そうともがく陽介だったが
突然、周囲から百合川との関係を問われ……

自分を曝け出せない美大生×変人講師
不器用な二人のたどり着く先はーー

本編に加え
コミックス描き下ろし☆イラスト&おまけ漫画
電子限定描き下ろし☆おまけマンガ1P
コミックシーモア限定描き下ろし☆おまけマンガ2P
収録!

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レビュー

月とピエタのレビュー

平均評価:4.4 15件のレビューをみる

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高評価レビュー

罪深い
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 陽介のアンバランスさには何か理由があるとは思っていたけれど、明確になるのは下巻。

自分の性的指向を無意識に否定し続けていた陽介。ホモという言葉に過敏に反応し、自分に向けられる場合は異常に怒る。反動形成。
クリスチャンの家で、兄が男性の恋人ができたら、家から出され音信不通。家が壊れた、「あなたは普通に」と言われ続けた幼少期。
無理して女子と付き合って、笑って優しくして傷つけないように振る舞い、自分に嘘をつき続けた。
それは、クリスチャンである一家が、兄をいなかったことにし、同性愛を「神にそわない」ことだとしたから。
罪深い。個性を個人の性的指向を当たり前のように認めなかった。家族でいられるように、おかしいと思われないように、「普通」でいられるようにと言い聞かせ、生きづらくなった。

目を奪われた人は、解剖学の変人と言われた講師。
生活や自分にあまり注意を払わず、物をよくなくし、言葉を飾らないから相手を怒らせることがある。
でも、一緒にいると息が楽になる。

目が月のように綺麗。
ピエタは宗教画。ブグローの描くピエタは哀れみよりも怒りを表現しているように見え、見透かされるよう自分が怒られているように感じる陽介。
自分の内面との葛藤を打ち破ったのは、大切な人が傷つけられたときの怒りと失うかもしれない不安。
陽介のピエタは、月のような愛しい人に出会えたことで、慈愛に変わったのかも。

わがままでなく、ありのままに生きることの難しさ、葛藤の乗り越え方、難しいテーマが「絵を描く」ことで表現されているようにも感じる。

エチシーンはなし。でも、2人は恋人になる。
大切なものは、他者の目など気にならないほど価値があるというニュアンスは素敵だ。

上巻のオマケに、まだ上巻で付き合ってないのに、付き合って3年の話があるんだけど(笑)下巻に入れて欲しいな(笑)
いいね
4件
2025年10月26日
心が揺さぶられるものがある
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ なんでレビュー少ないんだ?!って左右キョロキョロしながら書いてます。
美術大学が舞台なんですが、終始凄い専門的かと言われるとそうではないですが「あ〜…この雰囲気…」という圧を要所で感じます。
凄く殿様な教授からグチグチ言われても最終的に正論パンチで跳ね飛ばして凄いよ陽介…

愛想笑い、八方美人が原因でストーカー被害に遭ってしまった陽介。
嫌な教授から「才能ない。就職活動頑張れ」とバッサリ評価されても笑顔が張り付いてしまうくらい愛想笑いをしてしまうのだが、周りから嫌われることに一種の恐怖心を抱いている。
だからこそ絵を書いている時は自由で息がしやすくて、書いてる時間が日々の癒しだった。
しかし、ある日…変人で有名な解剖学の百合川先生の講義のレポート提出日を失念してしまい、期限をズラせないか交渉したらダメだった上、「面白くないのに笑ってるの、辛くない?」と言われてしまう。
突拍子もなく言われ、頭にきた陽介は普段の八方美人さを忘れ「うるせーな!」と怒鳴り返してしまい、その場から逃げた。
セルフ反省会から彷徨い、深夜に帰宅するとマンションのエントランスに百合川が立っていて?!
予想打にしない展開に固まっていると…
という1話から、陽介が息をしづらくなってしまった出来事、世間一般からのLGBTに向けての心ない矢言葉の数々、そして百合川と過ごしていくに芽生えた恋心…

本当に自覚のない差別が降りかかってくるので注意されたし!です。

いや…全部が全部リアリティありすぎ…でも漫画らしく綺麗に着地できてよかった!

次回作楽しみです!
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17件
2025年10月8日
映画を観た後のような読了感
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 先生のXを見て、これはきちんとレビューを書かなければと思いました。
先生の描きたかったものを出版してくださったカドコミ様には一読者からもお礼を伝えたいです。

美大生と講師のストーリー。
美術について触れている部分もあるのでとても興味深く、色々調べながら読んでしまいました。
先生ご自身も美術を学んでいたのでしょうか?表紙や百合川先生がモデルを務めるときの身体のラインの美しさが強烈に印象に残っています。

そして何より人の感情の機微がとても細かく描かれているので、陽介の苦しみや、「人の気持ちがわからない」と言いながらも陽介を想う先生の温かさが痛いように伝わってきて思わず涙が出ました。

家族のことに後悔や重圧を感じながら生きてきた陽介と、特性を持ち生きづらさを感じながら自分なりの生きやすさを見つけ出した先生が、お互いの存在によって心から笑えるようになって、こちらまで幸せにそして心が浄化された気分です。

ハッピーエンドですがこれからもまだ越えるべき壁や困難、嫌でも向き合わざるを得ない偏見などたくさん残っているんだなと思わされるのもとてもリアルだなと思います。

ちなみにエッ///シーンはありません笑
ただ、先生の画力とここまで感情移入してしまったふたりの今後やそんなシーンもぜひ!読みたいです!
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0件
2025年11月3日

最新のレビュー

世間から嫌われる腐女子の代表格
NOTEで作者の文章を読み、面白そうと思ったのが運の尽き

反LGBTQ+やホモ連呼は一昔前前のBLのお約束なんでまあそういうものかなと思ったが、
その差別的言説が非常にひねくれていて悪魔というか人格障害のよう。
なのに男同士の恋愛を描くというもうむちゃくちゃ。

これで編集何軒も持ち歩いてやっと本になったというが、これを本にしたらまずいとこの会社は思わなかったのかな。

姉、地方出身など鉄板ネタが満載で、面白くもないし低レベル。
久々に金返せとおもった。
物語としてもだめなんだなーこれが。
いいね
0件
2025年11月16日

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