子爵令嬢リシアは、冷徹と噂される鉱山領主・ラインハルト侯爵への“身売り婚”を父に強いられ、未来に絶望していた。
なぜなら父ガルフォードが賭博と愛人に溺れ家産を食い潰し、母の死すら顧みず家を没落させたからである。
そんなある日、ラインハルト侯爵の屋敷に赴いた彼女は、初対面の彼から「妻の役目を果たせ」とだけ告げられ、視線すら交わらぬ日々へ放り込まれる。
だが、その冷たさの裏に隠されたラインハルトの秘密を知った時、リシアの運命は思わぬ方向へ転がり出す――。
※この作品の1・2巻は『溺れるほど愛されて、幸せになってみせますわ!アンソロジーコミック21巻』の収録作品です。重複購入にご注意ください。