6編の短編集。表題作ふくめて全てリーマンものなのに、それぞれが異色のストーリーとなっているのが凄いな、と思いました。
「素晴らしい失恋」は、読了して続く表紙のその顔を見てラスト、とさせている所に感動しました。たった46ページにこれだけ重
みのあるエピローグがすごく良かったです。「俺一人じゃ自信がない」という寸止め感が最高で、部長が本当に男も惚れてしまう良い男でした…。
「オレの社長 僕の秘書」の社長のスキップは、おそ松くんの様で笑ってしまいました。
最後の「いちばんの愛」、はこれだけで一冊分の重みになるくらいの短編でした。社長が男の顔になった瞬間がもう…カッコいい。終盤にこれは…!と驚きでした。1番最後のお話…あの数ページの作品があったので、切なさに苦しむ事なくホッコリできたと思います。良かったです。
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