とってもおもしろかったです! ダイキチとりんの生活を見ていると和みます。
自分はまだ十代なので、どちらかというと子育てをする側よりもされている側です。
この本を読んでいると、子育てをする上で苦労することや反対に喜びを得ることにつ
いて、とても感じます。
ただ、やっぱり自分は子育ての経験してないので、ボンヤリと大変なんだなぁと実感するしかありません。
しかもこの作品ではりんとダイキチは本当の親子ではありません。何も知らない他人にしてみれば、親子で名字が違うということで色々噂したりするでしょう。
りんが成長して大きくなった時にこういったことが悪い意味で付いて回るかもしれません。
それでもりんの事を考えて、会社の部署を移動して、大事な事はりんにもきちんと聞いたり、本当の親子じゃなくても、りんを育てるために生活を変えるダイキチはすごくいい「大人」だと思いました。
世界を救うわけでも、何か特別な力があるわけでもない。
たった一人の「子供」のために頑張る中年男性。何でもないはずなのに、何故かとてもカッコいいと感じました。
もっとみる▼