イギリスから帰ってきた居候先の長孫におかずを届けるよう頼まれたイ・ナヒ。身を寄せている立場では断ることもできず、幼い頃から家の暴君として君臨してきたクォン・ヒョンジンに会うのは気まずいばかり。けれど、彼が一人暮らしをしているペントハウスは華やかさとは裏腹に、どこか温もりが感じられず、そのことが気になってしまう。そのとき、ふいに背後から腕が伸び、ナヒはヒョンジンの両腕の間に閉じ込められていた。それと同時に甘い花の香りが漂い…。「友達なんて無理だろ、お前ってバカみたいに可愛いんだよ!」と言いながら、息が詰まるかのような声でヒョンジンが叫ぶ。「クソッ…可愛すぎだろ!」。呆然としたまま口を開き、ナヒはただ彼を見つめた。顔を真っ赤にして悔しそうに叫ぶ彼の姿を…。
時節恋愛~狂おしいほどにお前を~【タテヨミ】(21巻配信中)