131話まで読んだ今の時点でプラチナガーデンというタイトルの意味が未だ分からない私ですが、かなりハマりポイント追加で一気に読んでしまいました!人間模様が上手く面白い!しかしカズラ(花)の明るい性格のおかげでそんなにシリアスにならずに済んでい
るのでしょうかそれくらい内容は読めば読むほどタイトルと可愛い絵に似合わず結構ヘビィですというか深い。カズラは一見明るく雑で単純なだけに見えるけど考え方は深く、人の本質を見抜き、人の気持ちを汲み取れる力がありしかも優しいだけじゃなく思いを行動で現実に変えていける強い女の子。瑞貴はしっかりしてて誰の助けもいらないくらい大人に見えるけど、繊細で傷つきやすく優しすぎる内面を何重にも厚い鎧と仮面で見破られまいと生きている。そうじゃないと残酷で冷淡な天原家で、また(当主としての)宿命に耐え抜いていけないから。カズラはそんな瑞貴の閉ざしてしまった本来の心を解きほぐしていく。また瑞貴の性格では独りきりにならざるを得ないところをカズラの明るさや人を疑わない強さによって瑞貴の周りにはいなかった味方がだんだん増え暖かい人達に囲まれていく。魂返しという亡くなった人を生き返らせるという力を持つが故のリスクや理不尽さ、それに関わる人達の心情がリアル!またその思いが絡んで絡んで苦しく切ない気持ちでいっぱいになり思わず泣いてしまうところも。カズラの瑞貴の幸せを思い守ろうとする気持ちと瑞貴の幼い頃からカズラの知らないところでカズラを思い育ててきた気持ちがリンクした時には云いようのない切なさに感動しますまだまだ謎はいっぱい壁もいっぱいの二人の行方が心配ですが楽しみです。二人とも恥ずかしがりで素直になれない性格のため今のところ甘いシーンははぐらかされっぱなしでヤキモキしますが(カズラは鈍いし)その分時折見える愛にドキッとします見どころいっぱい読んで損は有り得ません
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