この物語で一番印象に残った場面は、ダイアナが逃げる際に乗った「馬」が死んでしまったところでした。必死なのはわかるけど馬が可愛そうで辛かった。…というくらいほかの部分が面白くなかった。まず、ダイアナの心情が伝わってこない。ダイアナと叔父の関係の表し方が希薄すぎて影響を受けたことに説得力がない事。借金の為に結婚しなければならない事からの逃避は解ったが、その葛藤が薄く感じること。誘拐されたのにその恐怖が感じられない事。いつどこでアーメッドに惚れたのかわからない事(一目惚れしても誘拐されたら百年の恋も冷めます)。アーメッドの心情も理解不能。母がイギリス人の夫に暴力を振るわれていたにせよ、義父のシークに助けられ、愛されて出産し、アーメッド自身はシークに愛されて育っているのに何なの????結局はただの嫉妬。英先生の絵は素敵なのに残念です。