絵は丁寧に描こうとしているとこが感じ取れて、好感が持てます。星を二つにしたのは、今後、ステップアップして、良い作品に成れる可能性を信じて。ストーリーが中途半端と言われるのも無理もない。
読者に、なぜここまで厳しく評価されるのか興味がわいて
、読みました。
恋愛に焦点を当てた話ではなく、主人公の為の、ある意味人生論のような感じにも捉えることが出来ますが、ただ主人公の生き方や価値観、リスタートに焦点を合わせるのなら、最後のシーンにもっと希望を持たせることが必要だった。
あのラストでは読者には伝わりにくい。
別の新しい出会いを連想させるような大きいコマで描いてみても良かったかも知れない。
(別に恋愛対象になる相手じゃなくとも、主人公のステップアップになれる新しい出逢いを用意しても良かった気がします。)
漠然としては作者の描きたいことは伝わってきますが、他の感想にもあるように、キャラにイライラする、と書かれているのは、何もかもが中途半端に尽きる…これが問題なのでしょう。
相手の男性の役割が、ただの嫌味な同僚でしかなっておらず、魅力を感じない。
友人との考えのズレ、友人の告白、自暴自棄になり、喧嘩したりと、一通り順序よく終盤に向かって、主人公が少しずつ考えが変わっていく姿を見て、恋愛話を描きたいんじゃないんだなとは理解出来ました。
しかし、ヒューマンドラマにも成りきれず、全体的に焦点がブレていてイマイチ伝わりにくい印象。
良く言えば惜しい。悪く言えば、テーマの見直しが必要だと思います。テーマは案外シンプルな方が伝わり易いと思います。
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