「あなたは選ばれたのです……霧谷の娘と子を成し、この霧谷家の全てを手に入れる、唯一の男性に。 これは、我が霧谷家の昔からの習わし。私の4人の娘を好きなように抱いて『契り』を交わし、娘を孕ませてください」澄美の口から語られる、にわかには信じ難い話を承諾し、大輔は霧谷家の館に滞在することとなった。そして、姉妹たちとの淫靡な触れ合い『夜伽(よとぎ)』は続いていた。霧谷家の女性たちが行う儀式をのぞき見てしまった大輔。すべてを知った上で、『契り』を交わす女性の選択を迫られる―。(原題:『霧谷伯爵家の六姉妹』)