胸が締め付けられるような想いがしました。
忘れかけてた感覚っていうんでしょうか…。
1〜7話と8〜9話は別話です。
1〜7話は表題作。
表紙の背の低い方が主人公のモンジ、高い方は作品紹介に出てくるチバではなく、彼らの大学での元所属サー
クルの仲間、オハギことハギワラです。
以下少々ネタバレあり。
モンジはチバがずっと好きで、でもチバはセフレ感覚で自分の都合でモンジを振り回している。
モンジは、やはり報われない恋をして悩み続けている幼なじみのチエ(♀)を励ましつつ、自分の姿をそこに見てやはり悩む。この、相手が自分のことを好きでも何でもなく、肌を合わせても孤独しかなく、でもやっぱり好きで手を離せないという辛さがすごく伝わってきました。
オハギはそんなモンジを隣でずっと見てきた、本当にいい男です。
チエも可愛い。チバはチバでまた色々自分の悩みがあったようですが、モンジを始め、皆それぞれ気持ちに決着をつける様が清々しかった。
後味が非常にいい作品でした。
8〜9話は、高校生。
“好き”という感情がわからない内田は、告られたから付き合って、好きじゃないからいつもダメになり、でも好きなんて面倒だからそれでいいと思っていた。
それがある日ふと隣の席の高橋が、真面目そうなのにブレスレットをしているのが気になり、それが自分がしているのをマネしたんだと聞き、どうせ元カノに貰ったヤツだから、とあげたことから、なんだか“好き”を知らない内田の感情が変化を始めます。
Hなことも全くない作品だけど、なんかいいです好きだなぁ。
この続編が見たいです。
2作品とも非常に好きでした。
表題作に多少のHはありますが、あくまでさらっと。
絵が独特なので立ち読みして大丈夫だったら買いして損ないと思います。
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