絵が綺麗で美男美女なので、視覚的にはとても楽しんで読めました。しかし、毎度思ってしまうのですが桃乃さんの作品には感情移入ができない。主人公の気持ちになって読むってことが全くできないんですよね。キャラの性格にもよりますが、やはりストーリーがそ
うさせるんだろうなぁ。
今回はテーマがテーマなだけに、超お嬢様の背徳の恋っていうのも理解しづらいです。
まぁそこは心理描写で入り込ませてほしいところですが、やはり美男美女を眺めてるだけな気持ちで読んでしまいました。
男の子も、主人公のこと好きになったっていうのは普通に伝わるんですが……なんだろう。カッコいいばかりで何を考えてるのか全く分からなかった。そこが良いと思う人もいるのかな、と思うんですが、私はキャラの感情に入り込めないと冷めてしまうので、美しい絵を眺めていたような気分で終わりました。
正直一話で満足って感じだったので、まだあるのか、これ以上まだ?と思いつつ読んでました…(笑)
一話目の出会いと逢瀬の危険な香りに比べたら、その後びっくりするくらい相思相愛でイチャイチャしていた二人です。
ラストの話のみが、舞台は同じですがキャラが変わって別の読み切りでした。
教師×生徒だったのでありがちなハッピーエンドかと思いきや、まさかのバッドエンドでドキドキしました。いや、結果的にはメリバかな?w
かなりありえない話で微妙とも思いましたが、ラストの読み切りのおかげでこのシリーズがどんなテーマで描かれてたのかがはっきり見えました。
悪魔男子によって、背徳的な行為に身を堕とされる女の子の物語なんですね。最後は先生ですが。
最後の読み切りもまた、男の子が何考えてるか分からない上にバッドで怖かったです。むしろこちらの続編が見たかった。あの後どうなるのだろう……w
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