主人公達の言動も、はたまた周りの人たちも、担任の先生も、いろいろな人達が一見わがまま？ほんのちょっと悪い？ところがあって、それでも憎めない感じで、周りの人間を中心に据えた回もあったりする。やってることは見せてはくれてるんだけれど、現実味を余
り考えないで読むとみんな独特の発想や性格してる。普通なのはあげはのお姉さんの旦那さんだけくらい。
いろいろ冷静になってしまうと成り立たない世界。しかしそこにこの漫画の良さもたっぷりとあったりする。これでいいのだ、という感じなのだ。
かなり強烈な幼少期とか、特異な関心を抱いての仲の良い組み合わせだとか、でも、鈍感だったり空回りだったり、そこからの急転直下の裏返しの態度だったり。割と激しめの暴走はやや暴力的でもあり、その振り幅こそストーリーの変化とも。
ユニークなところも有りながらの、まっすぐキャラ達が、彼等なりにハッピーを得る。
人物の顔が時々紛らわしかった。
最終回など、時間経過わかりくにくい２時点展開も。
進路、あげはにとってお姉さんとの序盤の構造、お見合いエピソードやサプライズのイベントなどなど、お話としてはおもしろいのだが、割と簡単になびいてしまう柔軟性がストーリーを、浅いところで次進んでしまう印象。
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