確かにストーリーは短い上に、内容もネガティヴだ。教員とあろう者が、何の罪もない女学生を貶めるのだから、腸が煮え繰り返る。
だからといって、この類の作品に対し、「あまりにひどい」等と一蹴して、低い評価を下すのは短絡的だと個人的に思う。
誰でも心の中には、多かれ少なかれ、下らない欲望はあろう。しかし、本来なら良識的な、社会に認められたいという願望があるはずだから、そちらを選ぶものである。
自分の都合しか考えずに、私利私欲の実現や、自分の身体的快楽の達成を目的に行動すると、最後には自他共に人間性を崩壊に導く。
その教訓として、この作品は格好な反面教師となる。
また、女の子の可愛さと教員の悪どさ (目が書かれていないから余計に凶悪さが際立つ) が出ていること、カラーでキレイなイラストであること、雰囲気が伝わることが、高めに評価した根拠である。
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