少し昔の田舎のリアル。
毎回落ちや、真実が必ず見えるわけではないストーリーが逆に実話のようでよかったです。田舎出身の自分の祖父あたりが暮らしていた日常なんだと思うと(うちの祖父は小作人の息子で炭焼きなどもしていました。)祖父が自分に残して
くれた普通の家庭の普通の幸せが祖父のいろいろな努力の上に成り立っていると感じれてうれしかったです。
それと自然に身を任せて穏やかな性格で与えられた仕事は一生懸命にする農家の長男政信の性格も自分の祖父を思わせてあたたかな気持ちになりました。
昔の慣習や、豊かな食生活、の緻密な描写素晴らしかったです。今の私のあんちゃって田舎生活と比べてみて残っているものいないものとても面白かったです。
1巻のタイトルの雰囲気でホラーか?なんて疑ってしまいました。もっと田舎間を出したあたたかい表紙にしたほうが内容を表しているような気がします。
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