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女性マンガ
半神
1巻完結

半神

560pt/616円(税込)

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作品内容

双子の姉妹ユージーとユーシー。神のいたずらで結びついた2人の身体。知性は姉のユージーに、美貌は妹のユーシーに。13歳のある日、ユージーは生きるためにユーシーを切り離す手術を決意した……。異色短編「半神」、コンピューターが紡ぎだす恋の歌と夢「ラーギニー」、植物惑星オーベロンでも男女4人の一幕劇「真夏の夜の惑星」など香気あふれる傑作ストーリー全10編。

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作品ラインナップ  全1巻完結

レビュー

半神のレビュー

平均評価:4.5 31件のレビューをみる

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高評価レビュー

単純明快な構造のものは1本も無い10作品
神が題名にあるのは、目はどこにあり誰から注がれる視線であることか、ということなのかと思う。関係性の潮目の後の主人公は、陽と陰とを一手にして、内なる冷ややかな存在が外に向かう自分を抑えまた内にこもり続けることも許さない。自分の望みやかねてよりの憧れ、彼女のものだった願望。
「ラーギニー」と「酔夢」はグルっと巡ってひと回り、みたいな宇宙空間の輪廻転生的な感じがした。「スロー・ダウン」はいかにもSF的な感じで、実験の目的から実験室外に飛び出し拡大する実験自体がまるで命を持ったよう。「ハーバル・ビューティ」、出自に主人公以外から見て特異性があることがストーリ-に変則的な経過を与えて、なんだ、結局は、という感じ。「偽王」、因果は砂の中に飲まれて、あっけなくなってしまう。「偽王」と「温室」とがSF要素よりファンタジー的で、読み手のこっちは何とかならなかったもんかなという、手のとどかない展開をただ目撃させられる気分。「左ききのイザン」、先生が著した小説「ヘルマロッド殺し」の後日譚だという。あわれな男がひとり。「真夏の夜の惑星」は、連想されるシェイクスピア劇があるようにインスパイアされたとわかる話。比較的明るくて、そこに先生の宇宙物というアレンジが面白い。「金曜の夜の集会」、ちょっと前に流行った感のある、とあるコミュニティの謎。「ラーギニー」、「酔夢」、「ハーバル・ビューティ」、「偽王」の絵が特に筆が沢山入っているように感じてじっくり眺めた。
奥付含めて全307頁。
「半神」(プチフラワー84年1月号)「ラーギニー」(SFマガジン80年2月号)「スロー・ダウン」(プチフラワー85年1月号)「酔夢」(イラスト集"金銀砂岸"80年)「ハーバル・ビューティ」(ぶ~け84年10月号)「偽王」(プチフラワー84年9月)「温室」原作イケダイクミ(75年5月-セブンティーン6月号)「左ききのイザン」(78年SFファンタジア4号)「真夏の夜の惑星」(プチフラワー90年11月号)「金曜の夜の集会」(80年11月SFマガジン臨時増刊号)
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6件
2022年7月12日
少女漫画の魂を揺さぶる金字塔萩尾望先生
半身は、短いのですが、双子、シャム双生児のお話です。
不完全な姿の2人。ユーシーは天使のように美しく、ユージーは干からびてカサカサして浅黒い肌。周りの人間模様や言葉
ユージーは知性があり、栄養が足りてないそう。赤ちゃんのままのユーシーの面倒を見るのもユージー
ある日手術で2人を切り離す事になり。目覚めたユージーに突きつけられた現実は?
繊細な画風で、心理的に改名されていなかった事実すら作品として世に出した数々の伝説的な作品の中でもやはり、名作です。
短編集ですが、どの作品にも哲学?魂があります。
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1件
2023年12月5日
少女漫画の神、確かに16頁の巧み
表題作と9編の短編からなる一冊。
表題作『半神』は、双子であればこその想いと、神に与えられた体と、自分だけしか解らない心の葛藤が、短い中にすごく良くまとめてある傑作であるのは疑いようがありません。
外9編の作品は、ホッとできるものもありましたが、難解で、どう理解すればいいのか…、そういう気持ちを残す事が目的なのか、苦しい内容が多かったように思います。
そういう思いも含めて、少女漫画の神、まだまだ読んでいない作品も多数ありますので、少しづつでも制覇していきたいと思っています。
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5件
2022年6月6日
大人になるため切り捨てられた私の半身
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 考えがなくて、幼稚で素朴で可愛らしい子どもの私。そのままでは大人になれない小さな子供の私。子供の私の死を代価に、私は表面をきれいに取り繕った大人になる。
大人の私の内面は沢山の失望を重ねて飢え、醜い部分が成熟した者なのです。
そういう寓話だと思いながら読みました。
いつもながらに苦しい萩尾ワールド。でも、そう感じているのは自分だけではないと作者の感性に安心するのです。
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4件
2023年4月19日
天才の頭の中
このタイトルからしてすごい!この単行本には短編が10本収められているのですが、作者の頭の中には一体どれだけのアイディアが眠っているのか?そしてそれを表現する画力の素晴らしさ!作者の意欲に平伏!
各話とも大体最初の2ページで設定を把握するのですが、縦横無尽に時代を超えてるのでブンブン振り回される感覚です。更に読後感もとても考えさせられまた読み返したくなります。お勧めです。
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2件
2017年5月17日

最新のレビュー

スゴイ!
萩尾望都はほとんどが名作ですが、これも短いながらもしっかり名作です。まずテーマ設定がスゴイ!他にはないです。
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1件
2024年4月24日

書店員・編集者などオススメレビューをピックアップ!

短編集とは思えない
分析:さーちゃん(シーモアスタッフ)
萩尾望都先生の全10編の短編集です。どの作品も濃く、1冊分とは思えないボリュームを感じます。表題作の「半神」は、ユージーとスージーという見た目も知能も正反対の結合性双生児の物語で、舞台化・映画化もされています。短編とは思えない内容で、命や自我について考えさせられる、重みのある作品です。

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