ネタバレ・感想あり半神のレビュー

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少女漫画の魂を揺さぶる金字塔萩尾望先生
2023年12月5日
半身は、短いのですが、双子、シャム双生児のお話です。
不完全な姿の2人。ユーシーは天使のように美しく、ユージーは干からびてカサカサして浅黒い肌。周りの人間模様や言葉
ユージーは知性があり、栄養が足りてないそう。赤ちゃんのままのユーシーの面倒を見るのもユージー
ある日手術で2人を切り離す事になり。目覚めたユージーに突きつけられた現実は?
繊細な画風で、心理的に改名されていなかった事実すら作品として世に出した数々の伝説的な作品の中でもやはり、名作です。
短編集ですが、どの作品にも哲学?魂があります。
なんか壮絶で悲しい愛おしい物語❗
ネタバレ
2023年10月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 半身ともいえる心の片翼を無くしたら、人間は大人になるのだろうか?
よく分からないけど、何故か悲しみが止まらない。
どちらが良かったのだろうか⁉
私にはわからない。失わない方が良いと思う人もいれば、失ってよかったと思う人も居る。
人は様々なのだ。😌
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これは文学です
2023年9月17日
もうこれは文学といっていい作品だと思います。初めて読んだときの衝撃たるや忘れられません。人間について考えさせられる作品でした。萩尾望都先生だからこそ書くことのできたテーマだと思います。重い作品なので読むときに覚悟がいりますのでお気をつけて。
大人になるため切り捨てられた私の半身
ネタバレ
2023年4月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ 考えがなくて、幼稚で素朴で可愛らしい子どもの私。そのままでは大人になれない小さな子供の私。子供の私の死を代価に、私は表面をきれいに取り繕った大人になる。
大人の私の内面は沢山の失望を重ねて飢え、醜い部分が成熟した者なのです。
そういう寓話だと思いながら読みました。
いつもながらに苦しい萩尾ワールド。でも、そう感じているのは自分だけではないと作者の感性に安心するのです。
表題作が傑作。
2022年11月14日
表題作は舞台化もされている作品。舞台は残念ながら観だことないけれども。とても短い作品だけど、心臓を鷲掴みにされる。ときどき読み返したくなる、読み返すと必ずしばらく動けなくなるような作品。
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時々読みたくなる萩尾望都先生
2022年8月30日
半神をずっと昔に読んで話もほとんど忘れていましたが、友達が一番インパクトを受けたと言っていたので読み返してみました。人間のいろんな感情や本性のような部分を残酷なくらい描いててすごいと改めて感じました
単純明快な構造のものは1本も無い10作品
2022年7月12日
神が題名にあるのは、目はどこにあり誰から注がれる視線であることか、ということなのかと思う。関係性の潮目の後の主人公は、陽と陰とを一手にして、内なる冷ややかな存在が外に向かう自分を抑えまた内にこもり続けることも許さない。自分の望みやかねてよりの憧れ、彼女のものだった願望。
「ラーギニー」と「酔夢」はグルっと巡ってひと回り、みたいな宇宙空間の輪廻転生的な感じがした。「スロー・ダウン」はいかにもSF的な感じで、実験の目的から実験室外に飛び出し拡大する実験自体がまるで命を持ったよう。「ハーバル・ビューティ」、出自に主人公以外から見て特異性があることがストーリ-に変則的な経過を与えて、なんだ、結局は、という感じ。「偽王」、因果は砂の中に飲まれて、あっけなくなってしまう。「偽王」と「温室」とがSF要素よりファンタジー的で、読み手のこっちは何とかならなかったもんかなという、手のとどかない展開をただ目撃させられる気分。「左ききのイザン」、先生が著した小説「ヘルマロッド殺し」の後日譚だという。あわれな男がひとり。「真夏の夜の惑星」は、連想されるシェイクスピア劇があるようにインスパイアされたとわかる話。比較的明るくて、そこに先生の宇宙物というアレンジが面白い。「金曜の夜の集会」、ちょっと前に流行った感のある、とあるコミュニティの謎。「ラーギニー」、「酔夢」、「ハーバル・ビューティ」、「偽王」の絵が特に筆が沢山入っているように感じてじっくり眺めた。
奥付含めて全307頁。
「半神」(プチフラワー84年1月号)「ラーギニー」(SFマガジン80年2月号)「スロー・ダウン」(プチフラワー85年1月号)「酔夢」(イラスト集"金銀砂岸"80年)「ハーバル・ビューティ」(ぶ~け84年10月号)「偽王」(プチフラワー84年9月)「温室」原作イケダイクミ(75年5月-セブンティーン6月号)「左ききのイザン」(78年SFファンタジア4号)「真夏の夜の惑星」(プチフラワー90年11月号)「金曜の夜の集会」(80年11月SFマガジン臨時増刊号)
少女漫画の神、確かに16頁の巧み
2022年6月6日
表題作と9編の短編からなる一冊。
表題作『半神』は、双子であればこその想いと、神に与えられた体と、自分だけしか解らない心の葛藤が、短い中にすごく良くまとめてある傑作であるのは疑いようがありません。
外9編の作品は、ホッとできるものもありましたが、難解で、どう理解すればいいのか…、そういう気持ちを残す事が目的なのか、苦しい内容が多かったように思います。
そういう思いも含めて、少女漫画の神、まだまだ読んでいない作品も多数ありますので、少しづつでも制覇していきたいと思っています。
言わずと知れた名作
2022年5月31日
久しぶりに読みたくて購入。野田さんの夢の遊眠社で舞台化もされた作品。こんな短いページになんて沢山の要素が入ってるのってびっくりした。久しぶりに読んで、本当にびっくりした。いずれ伝説となるであろう萩尾望都さまの作品をリアルタイムで読める幸せ。
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ずっと探してた❗
2021年5月31日
タイトルの半神は素晴らしいのは勿論、昔読んでその後心の奥にずっと残っていてまた読みたい!と思って探していたのが金曜の夜の集会。やっと見つけました。
16pとは思えない読了感
ネタバレ
2021年1月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ 手術後、意識が戻ったとき両親はユージーの側にいなかった。そして死の間際で痩せこけ、醜くなったユーシーの側にもいなかった。両親は娘そのものではなく「美しい容姿の娘」を愛していただけ。
生き残り、美しくなったユージーは一生どうにもならない孤独を抱えて生きていくんだろう。
たった16Pなのに、とてつもなく重厚な物語でした。
表題作
2019年8月23日
やはり表題作「半神」を初めて読んだ時のインパクトは絶大でした。このページ数でこれだけの濃い作品になるのはさすがの一言に尽きます。
萩尾望都さんの世界
2019年5月18日
独特の世界観があり、絵もとても美しいです。
誰もが心のどこかに持っているカケラを
物語として、具体化してくれている感じがします。
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15ページの完璧な短編
2019年1月16日
表題作はわずか15ページの中に生と死、愛と憎しみ、別れと再生、人間の本性や感情が表現された名作です。
中2の教科書に載せて。
2018年10月20日
百冊の本を読むよりこの作品を。数ページのなかにどれほどの世界がある事か。同時代に生き、リアルタイムで読めた事の幸せ。
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紙媒体で持ってます。神です。
2017年6月10日
短編集ですが、内容が濃いのが多いです。
この方は、本当に本当に神様だと思います。世代でない私ですら、惹かれてやまない作家さんです。
中でもこの「半神」は、考えさせられるもの、近未来SFものと諸々詰まっております。大変お勧めです。
天才の頭の中
2017年5月17日
このタイトルからしてすごい!この単行本には短編が10本収められているのですが、作者の頭の中には一体どれだけのアイディアが眠っているのか?そしてそれを表現する画力の素晴らしさ!作者の意欲に平伏!
各話とも大体最初の2ページで設定を把握するのですが、縦横無尽に時代を超えてるのでブンブン振り回される感覚です。更に読後感もとても考えさせられまた読み返したくなります。お勧めです。
無性に読みたくなります
2017年5月16日
一つ一つは短編で読みやすいのですが
考えさせられる内容の物が多いです😌
とても読み応えのある作品です。
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面白い
2017年3月29日
半神を舞台化したものをテレビで見て、恥ずかしながら初めてこの作者さんを知りました。短編でこれだけのメッセージ性を伝えられるのは凄いです。他にもたくさん短編が入ってますが、どれもが心にきます。シリアスな話が多いけど、フッと読み返したくなる作品です
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とても良い
2017年2月8日
昔作者さんの別の作品を読んだことがあるのですが、独特の世界観にひきこまれます。
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短編の名作
2016年12月14日
半神は、16ページで極上のクオリティ。凄すぎです。美しく悲しい、ときに滑稽だったり、残酷な世界。読み応えのある作品集です。
スゴイ!
2024年4月24日
萩尾望都はほとんどが名作ですが、これも短いながらもしっかり名作です。まずテーマ設定がスゴイ!他にはないです。
ユージー
ネタバレ
2023年12月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ 短いお話ですが、ヒューマンドラマとして心に残る作品です。
いろいろ考えさせられることも多く、素晴らしい名作です。
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半神
2023年2月15日
特殊な結合双生児の話が印象的。実際に切り離したらどちらかが死ぬことはあったんだろうな。生き残った方の気持ちを考えてしまった。
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色んな思いが駆けめぐるな
2021年10月13日
タイトルの「半神」はいつ読んでもぎゅーっと切なくなります。美醜とアイデンティティーの話だけにつきない気がします。最後まで予想できないストーリーもあり、読みふけってしまいます。個人的には「真夏の夜の惑星」が好きです。
すごい
2021年6月6日
昔の海外?やSF ものが多い短編集だけど、一つ一つが映画化してほしい位個性的で面白い。
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悲しい話が多い短編集
2019年8月1日
悲しい話やちょっと怖い話が多い短編集でした。表題作の半神は読み応えはあったのですが、似た作品を別の小説や漫画で読んでたため、オチが予想着いてしまって前評判ほど結末に吃驚できませんでしたが、続きが気になってしまう感じは楽しかったです。他の作品はイマイチ印象にないかも。ずっと悲しい世界を回ってるような世界観が多かったです。ちょっと切ない。
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美しさは絶対正義?
2021年2月8日
短編集。「半神」→有名な作品の1つかと思います。一卵性の双子で結合児。妹は美しく姉は醜い。周囲は皆美しい妹だけを尊重。手術で切り離された半身。誰よりも憎くて愛しい半身。彼女を理解できるのは妹だけかもしれない。しかし、もしも二人が切り離されることなく生きていたら、悲劇が待ち受けていたのでは?等々考えてしまいます。
ファンタジー×SF要素ありの「ラーギニー」、現代社会×SFの「スロー・ダウン」SF×輪廻転生の「酔夢」も両性が登場。
SFの「ハーバル・ビューティー」はちょっと「11人いる!」を思い出す話でした。
「偽王」→ファンタジー。旅をする若い男と彼の後をついてくる皆に蔑まれる男。彼は自身を王様だと言いますが……。復讐完遂。
「温室」→外国×義理の兄弟×JUNEチック。原作付き。いかにもすぎる話でした。
SFの「左利きのイザン」。「真夏の夜中の夜の惑星」→ SF。ここでも兄妹姉妹格差で苦しむ四人あり。最後はハッピーエンド。
「金曜の夜の集会」→外国×超能力ファンタジー。永遠のループがちょっと怖いかも。街の皆はそれで本当に良いのでしょうか。
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また、読み返したいです。
2020年12月28日
とてもハッとさせられる話があるかと思えば、ん?となる話もあって、時間があるときにじっくりとまた読み返そうかと思います。
絵が綺麗なだけあって登場人物が男性か女性かぱっと見わからなくて(読んでもどっちだ?と混乱してしまうのは私だけでしょうか…。)戸惑って考えているうちに物語にのめり込めなくなってしまったので星を減らしました。
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誰か解説して欲しい
2017年10月16日
「半神」の続きが気になって気になって買っちゃいました。後の話はどれも凄く難しい。勘の良い人ならあれとこれが繫がって、って分かるのでしょうが、何故?どういうこと?って疑問が残る話ばかり。
それはそれで萩尾先生の魅力だと思います。
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やばい
2017年6月25日
めっちゃいい
ハマった
半神とか題名からカッコイイ!
主人公も美形でカッコイイ
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