小池センセのお作の中では、主役が若者だけに、爽やかな読後感
メンヘラぽい義理と忠義の武士道ガンジガラメは相変わらずですが、若いだけに主家より愛をとり、ひたすらイチズに愛を貫くストーリーは圧巻です
途中までヒロインの身を心配してました
が、さほど悲惨でもなく、人間の弱さ尊さや、人情あふれる小ネタが沁みます
動物好きな私はカラスの欲太郎(3巻あたりから登場)が可愛くて、癒されました〜
離れ離れとなっていた恋人達が再開するまでかと思いきや、その後、シッカリ地に根ざした大人へと成長するまでを描ききった、青春ストーリー
目的や主義主張もなく流され易く、情報過多な世情に惑わされがちな現代ッ子にこそ読んで頂きたい、まさに名作青春時代劇です
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