162p、7つの短編作品と間にエッセイが入っています。
先日「幸せのマチ」の立読み版を読み、興味があったのでこちら購読。
「幸せ~」でも感じた温かい中にピリッとスパイスが効いている作風の、『ピリッ』の部分が大きいように感じます。
時にはヒリヒリと。
巻末に2004年から2010年の間に描かれた作品と表記がありました。
作者さんの初期(いつから作品をだされているかは存じませんが)の衝動が詰まった印象。
作品のテーマはタイトルである、
「パーマネント」=不変、永久的との解釈で良いのかな?
今から生まれてくる子供に対しての母親の想いだったり、既にいなくなっている祖母の魂(怖く描かれてはいません)が側にいる孫のお話だったり。
柔らかさの中にピリッとした緊張感があり、少しヒリヒリする感覚もある一冊でした。
(小学舘クーポンにて)
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