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漫画(まんが) ・電子書籍のコミックシーモアTOP少年・青年マンガ青年マンガ 手塚プロダクション 奇子奇子 2巻
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作品内容

地下牢の中で、幼虫からさなぎに、そして蝶に変身していく奇子。逃亡した仁郎は、朝鮮戦争の混乱に乗じて、暗黒街にその地位をきずいていく……。罪のために罪をかさねつつ天外一族は歴史のうねりにもてあそばれる。

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作品ラインナップ  全3巻完結

  • 奇子 1巻

    300pt/330円(税込)

    復員後、GHQの秘密工作員として働く天外仁郎。久しぶりに帰る天外家は、人間関係が汚れきっていた。呪われた出生を背負い、運命にもてあそばれる奇子。地方旧家、天外家の人々を核に、戦後史の裏面を描く問題作!
  • 奇子 2巻

    300pt/330円(税込)

    地下牢の中で、幼虫からさなぎに、そして蝶に変身していく奇子。逃亡した仁郎は、朝鮮戦争の混乱に乗じて、暗黒街にその地位をきずいていく……。罪のために罪をかさねつつ天外一族は歴史のうねりにもてあそばれる。
  • 奇子 3巻

    300pt/330円(税込)

    天外家から逃げだした奇子は、仁朗のもとへ身をよせた。だが、仁朗に暗殺者の手がのびる……。故郷、淀山へ逃げる仁郎。あとを追う奇子。運命の糸にあやつられ、天外一族がいま、一堂に会する!異色大作、堂々完結!

レビュー

奇子のレビュー

平均評価:4.3 22件のレビューをみる

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高評価レビュー

奇子はどこへ行った?
登場人物の名前が読みにくいですが一気読み。因習、差別、家父長制度、戦争、村八分、田舎の陰湿さ。閉塞感の強い鬱々とした話。虐げる者と虐げられる者。利己的な人ばかり登場。
色狂いで傲慢な作右衛門。そんな父に金のため自分の妻を差し出し、果ては殺す市朗。自分が生きるため人を殺す仁朗。共産主義に関わり勘当される志子。賢いが異母妹の奇子を愛する伺朗。
天外の家か血筋か、皆どこか壊れています。志子がこの中ではまし?復讐を語る顔がヤバかったり、兄を針で刺していましたが……。後は案外強かった母ゐばとすえ除く天外家ヤバい。
しかし一番の犠牲者は土蔵に閉じ込められて育った奇子でしょう。無垢で無自覚。体を重ねる意味も知らぬまま成長。男たちを惑わせますが、もしも全てを理解してもそれが幸福とは限らない所がまたキツイ。
仁朗のGHQ絡みは正直な所よく分からず。何故仁朗が命を狙われていたのか。その辺は自分の読解力不足かも。終わり方がまた凄い。結果的に奇子が味わった恐怖を皆が味わい……救いはもちろんなし。しかし波奈夫と志子まで……。
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1件
2019年8月17日
リアリティ
黒手塚と呼ばれる作品。
いつか読むぞと決めていながら、躊躇もしていました。
いざ読んでみると、どんどん読めてしまうし、
先が気になって一気読みでした。

確かに内容はダークですが、
天外家の人物像や生き様が、何ともリアリティがあって、彼らの動向から目が離せなくなりました。
下山事件など実際に起きたことがベースになっているようですが、このリアリティはそういう処から来るものではないと感じました。

客観視すると何とも残忍な事が起きているけれど、戦争に行った祖父、厳しい時代を生きた祖母、戦後の空気が残る中育った親から手渡された感覚が何となく自分の中にあって、全く知らない世界ではない…と感じました。

天外家の中で、私は伺朗にシンパシーを感じました。
奇子はもちろんですが、彼の印象がとても深く残りました。
それから母ゐばですよね…うん…。
それを含めて是非ラストまで読んでみて欲しいと思いました。
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12件
2022年2月18日
今だから読めたと思う
これは私が9歳の頃に描かれた手塚治虫先生の漫画で、あの頃はもちろん昔日本で起きた下山事件などのことなど知りもせず、その後、この漫画のことも事件のことも知らずに成長しました。やがてこの事件のことぐらいは薄く知る事もあり、しかしまだこの作品と出会うキッカケは有りませんでした。そして最近ようやくNHKでも当時の新たな新証言が出たという番組があり、偶然これを読むことになりました。ネットで昔の手塚作品が読める時代、本当に素晴らしく有難いと思います。社会派の手塚治虫先生の作品の描き方、やはり本当に凄い!!読み応えあり過ぎでした。
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0件
2024年3月31日

最新のレビュー

重たい
重いテーマや難しいテーマを扱っていて暗い気持ちになるけど、目が離せずどんどん読んでしまう。読み終わって、人間が1番怖いなと思った。
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0件
2025年4月17日

書店員・編集者などオススメレビューをピックアップ!

複雑な人間模様
設計:うーちゃん(シーモアスタッフ)
かの有名な手塚治虫先生の作品の1つです。戦後の政治と400年続く旧家のドロドロな関係が描かれています。GHQの工作員であり旧家天外家の次男である天外仁朗が主人公です。この天外家の主人である作右衛門が、昔ながらのクソ親父という感じで、手塚治虫作品の闇の部分が存分に味わえる作品となっています。

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