レビューなかったのでこれから読む方のご参考に。「天使憑き」、不可視の「翅」、「悪魔憑き」、などなど濃いめの特殊設定にわくわくして購入。ですが、特殊な設定の上に主人公2人を「その例外」にして特殊に特殊を重ね、そのうえ、視点人物が特殊設定を全く
知らない純粋無垢な存在という設定で、ほぼ最後まで特殊設定の全容を知らない人物の目線で物語が進むので、思わせぶりな描写ばかりが続いて読む側の忍耐力試されます。「攻めザマァ」とは似て異なりますが、他人のための苦痛を陰で引き受ける不憫描写は最後にそれが相手に理解されて報われるカタルシスがほしい派なんですけど、そこが甘め(最後の会話で言葉で説明されておわり)で、そこもっと読ませて!と悶えました。全体的には人外や吸精など大好物設定てんこ盛りで豪華定食を楽しみました。
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