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ライトノベル
遥山の恋
1巻完結

遥山の恋

855pt/940円(税込)

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作品内容

身体に醜い痣をもつ少年・紫乃は、老犬・シロと狩りの最中に傷ついた戦装束の青年を救う。人と交流を持たず、山で一人、暮らしていた紫乃にとって、誰かが近くにいることが何よりも嬉しかった。夢でうなされ苦しむ青年を、必死に看病する紫乃。しかし、目覚めた青年は、紫乃の顔の痣を見て『化け物』と罵る。青年の残酷な言葉に深く傷ついた紫乃は、それでも献身的につくすのだったが――。

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作品ラインナップ  全1巻完結

  • 遥山の恋

    855pt/940円(税込)

    身体に醜い痣をもつ少年・紫乃は、老犬・シロと狩りの最中に傷ついた戦装束の青年を救う。人と交流を持たず、山で一人、暮らしていた紫乃にとって、誰かが近くにいることが何よりも嬉しかった。夢でうなされ苦しむ青年を、必死に看病する紫乃。しかし、目覚めた青年は、紫乃の顔の痣を見て『化け物』と罵る。青年の残酷な言葉に深く傷ついた紫乃は、それでも献身的につくすのだったが――。

レビュー

遥山の恋のレビュー

平均評価:4.6 19件のレビューをみる

最新のレビュー

  • (5.0) なんて鮮やかな描写
    ななしさん 投稿日:2024/4/4
    20年以上前の作品なのですね。 こんなに色鮮やかに光景が目に浮かぶ作品は初めてです。 おそらくとてもたくさんの資料や知識によって作り上げられた世界なのでしょう。 意外でありながら納得がいく結末が素敵です。最後の一行までしっかり心を掴ん で離さない、そんな深い余韻が残る作品です。 もっとみる▼

高評価レビュー

  • (5.0) 泣けました
    ジュリエッタさん 投稿日:2018/1/12
    【このレビューはネタバレを含みます】 これって、確か、六青みつみさんのデビュー作ですよね。 完成度高かったです。 六青さんの作品を読むのは初めてでしたが、大満足でした。 二人は本当に出会えてよかったなぁ〜って思いました。 激しくネタバレしてますので・・・・ ネタバレしないで読むほうが面白いお話ですよ まず、攻めの橘貴哉は最初、おぼっちゃまだったんでしょうね。 とっても傲慢で嫌な奴です。 世間知らずの上、いつもチヤホヤされていたので感謝とか謝罪も知らないんですね。 ところが裏切られ、瀕死の状態で紫乃(受け)に出会い なんの見返りも求めずに看病をしてくれる紫乃(受け)に 痣があるにも関わらす惹かれるようになります。 本当の心根は優しい奴だったんでしょうね。 そして、紫乃(受け)から自然の摂理とか調和について学びます。 自分の考え方がおかしかったことにも気づきます。 紫乃(受け)は、やっぱり孤独だったんでしょうね。 愛を知ります。 それによって苦しくなることもありますが・・・ 山人として二人は仲むつましく暮らすんですが、 攻めの橘貴哉の従者が迎えに来て 彼は地元に帰ります。 1年後に必ず迎えに来ると約束して・・・・ ところが、3年後になっちゃうんですね。 攻めの橘貴哉にとってはあっという間の3年なんですが、 山で一人寂しく暮らす受けの紫乃にとっては長い3年です。 ここで、ドラマがあります。 その試練を乗り越えて二人は里で一緒に暮らすことになるのですが、 ここからが、また良いですね。 受けの紫乃は山で一人暮らしをしていただけあって自立心が旺盛で 攻めの橘貴哉と対等なパートナーになりたいと願うんですね。 この辺りが、すごくいいなって思いました。 よく似たお話(不憫受けと旦那様)そらのだいじな旦那さま (幻冬舎ルチル文庫) - というのがあるのですが、こちらは受けが性格は良いのですが、依存的で、なんで評価が高いかわからなかったんですが・・・・ 受けの紫乃は結局、山に帰ります。 側にいても、支えることができないからです。 でも攻めの橘貴哉は思わぬ行動をとります。 本当に受けの紫乃のことを深く愛していたのでしょうね。 最後はもちろんハッピーエンドです。 何よりも受けの紫乃の幸せを考えた攻めの橘貴哉の行動に感動しました! その後の二人の様子もちらっと書いてあったのも良かったですね。 続きを読む▼
  • (5.0) 二人で共に歩める生き方を
    もよ。さん 投稿日:2021/9/19
    室町幕府ぐらいの時代の、荘園と奥山でのお話です。坊っちゃん育ちで傷心の若干イヤなヤツである攻め(攻め目線で心の内が見えるから良いものの、受けから見るとだいぶイヤなヤツだろう。受けはそう思ってないけれど)が成長していきます。受けは全体的に良い 子だなぁ、という印象です。 最後まで、どうなるの?切ないねぇ、とドキドキしながら読みました。最後の数行で幸せに暮らしてるなぁと分かるので、この数行大好きです! 攻め目線と受け目線、受け目線が多めの作品が多いように思いますが、こちらは攻め目線が結構多い印象です。といっても半々くらいかな(?)。私はブラウザで読んでいるのですが、多分レイアウトの問題で受け攻め目線が空間あけずに切り替わるので、おろろ?ってちょっとなりましたが、だいたい分かりますので大丈夫だと思います。後ろの方で空間なく時間経過してそうな一ヶ所だけはあれれ?ってなりました。 素敵なお話でした。 もっとみる▼
  • (5.0) 余韻の残るラストがいい
    asuntaさん 投稿日:2021/6/3
    【このレビューはネタバレを含みます】 六青先生デビュー作。 領主の嫡男である貴哉が傷を負って倒れているところを身体中に痣のある山人シノが見つけて介抱するところからお話が始まります。最初こそすれ違っていた2人ですが、シノの純粋で汚れのない優しさに触れていくうちに貴哉の警戒心も溶けて心も身体も通わせていきますが蜜月は長くは続かなくて‥。シノの貴哉に向ける心の変遷が丁寧で読み応えがあり、待ち人になってしまった時のシノの苦悶に胸が苦しくなりました。 そして後半、ようやく幸せになるかとお思いきや2人が思い描く幸せには違いがあり、またもやすれ違ってしまう‥。だからこそ、ラスト数行に仲睦まじく幸せでいる様子が垣間見れて至福と安堵を味わいました。 ストーリーの構成はいいし緩急もあるし、何より心情の描き方がすごく好きでした。読んでよかったです。 続きを読む▼
  • (5.0) 再読
    maakoさん 投稿日:2022/4/18
    【このレビューはネタバレを含みます】 昔本で持っていましたが処分してしまい、久しぶりに読みました!最初に読んだ時ほどの感動はありませんでしたが、やっぱり良かった!こちらの作者さんの作品は好きなのですが、主人公が複数人から性的に痛い目にあう話が多く、そういうものが苦手なのでいつもレビューなどをしっかり確認してから読みます。こちらはそのようなシチュエーションが苦手な人でも大丈夫な内容です(二人のはじめては攻めがやや強引ですが)。健気な受けが幸せになれて良かった。山で再会するところでおわっているので、その後の二人をもう少し読みたかった気はします。 続きを読む▼
  • (5.0) おススメ!
    ぶぶみさん 投稿日:2018/10/19
    六青先生のデビュー作です。えっ?本当に?と思うほど構成がしっかりしてる。何故こんなに素晴らしい作品なのにレビューが少ないのか?と思うほど良かったですもちろん先生の作品ならではの受けが耐える設定もあるけど、最後はハピエンで(デビュー作で はありませんでした。すみません(TT)デビュー作は「君がこころの月にひかれて」とゆう作品でした。そちらも六青ワールド前回でした。1.8.31追記) もっとみる▼

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