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ライトノベル
off you go
1巻完結

off you go

590pt/649円(税込)

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作品内容

その朝、就寝したばかりの良時を突然、妹の夫・密が訪れた。海外赴任から帰国すれば自宅はなく、妻・十和子に離婚を言い渡されたという。折しも独り身の良時は密のペースに呑まれ、快適な同居生活へ。幼い頃から共に身体が弱く療養の日々を同志のように過ごしてきた密と十和子、ふたりの絆を誰より知る良時。ふしぎな均衡で繋がり合う彼らは……?

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作品ラインナップ  全1巻完結

  • off you go

    590pt/649円(税込)

    その朝、就寝したばかりの良時を突然、妹の夫・密が訪れた。海外赴任から帰国すれば自宅はなく、妻・十和子に離婚を言い渡されたという。折しも独り身の良時は密のペースに呑まれ、快適な同居生活へ。幼い頃から共に身体が弱く療養の日々を同志のように過ごしてきた密と十和子、ふたりの絆を誰より知る良時。ふしぎな均衡で繋がり合う彼らは……?

レビュー

off you goのレビュー

平均評価:4.6 66件のレビューをみる

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高評価レビュー

大人の作品ですね
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 作者買いです。『イエスかノーか〜』から始まって、あまりにおもしろくて『雪よ林檎の〜』で、さらに一穂先生の本にはまって、逆行するように過去作を読んでいますが、この作品とこの後の『ペーパーバック』を含め、激推ししたい!本当にすごくおもしろいです。レビュー数が少ないのが不思議なくらい。なので拙いですが、本作が面白いことを記したくて書いています!本作は残酷な三角関係だと思うのですが、長い月日の中でそれぞれが納得のいくように終わらせることができてよかった。でも、手放しで喜べるかというとちょっとの重しがあるような気もします。十和子の視点ももう少し増やしてもらって、彼女の気持ちを掬って、それぞれの視点が同じ分量で三人の世界に浸かっていたい…それくらい、魅力的な作品でした。密が、良時と十和子がひとりなら、と言った言葉に彼の苦悩の日々がうかがえます。この台詞を読んだとき、泣けました。密にとって十和子は、自分の一部のようであり失くすことのできない大切な存在だと感じます。だからこそ、指輪を外してしまってもこのお話は救いがあり、愛してる、の言葉に説得力があります。人生の踊り場に来てしまったという密。でも、ここまで来たからこそ良時と十和子との三角関係を終わらせることができたんでしょうね。前作『is in you』で、冷めた密が一束に対して激しい感情を見せた時、彼の背景にとても興味を持って本作を読み始めました。良時が、やっと、密に気持ちを伝えられた時、密が人生の踊り場で良時を選べた時、とてもうれしい気持ちと共に、十和子を思うと寂寥感も込み上がってきて。こんな複雑な気持ちだけど、とてもいい作品だと思うのは、一穂先生の力量なんだろうな、とますますファンになりました。大人の何十年越しの恋のお話ですね。良時についてあまり触れませんでしたが、良時だからこそ、三角関係になった素敵な人なんですよね。十和子の兄としての立場で、決して自分の気持ちを認めることは出来なかったと思いますが、長い苦悩を十和子も分かっていて、この兄妹が一人なら、と密の台詞のように思わずにはいられませんでした。静かに、でも熱のある作品です。
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1件
2024年11月14日
苦い苦しい三角関係の果てに大人の男と男が
新聞社シリーズ2作目。小説は漫画と比べて読むのに時間かかるのでレビュー頻度落ちてます。特に一穂先生の作品は地の文があまりなく会話で繋いでいくことが多いので、関係性の中の言葉遣いで誰が言ったかを理解しながら読みとく必要あるからかも。
前作 is in you はかなり王道のBL小説でしたが、ひゃー、2作目は全く違う作風、アラフォー男女男、もっと言うと男女男女男の大人の不器用な五角関係を描いた素晴らしいほぼ一般小説(軽いBLでは全くない)です。作者さんは複雑な関係性を書きたかったのでしょう、前作で見事にフラれた密(佐伯)と幼なじみの良時、それに密の妻で良時の妹の十和子の3人、幼い時からの友情と言葉にできないままならない想いと歪な関係が回想を交えて語られます。ぜひ、前作 is in youから読んでもらいたいです。前作収録の番外編is in me の裏で起こっていることがわかります。
オジCPってBL漫画だとどちらかといえば苦手なんですが、BL小説として読まずに一般小説として読めば苦い苦しい三角関係の果てに大人の男と男がくっついただけのこと。タイトルのoff you go は行って、行けよ、行っちまえ、の意味。作中繰り返される言葉です。手を離してここから何処かへ行ってほしい。前作のように何処かへ帰るのではなく、密は行って着く場所へ。
小説のレビューって同じ伝達手段の文章で書かないといけないのでいつも難しいのですが、普通のBL小説とは一線を画して読み応えのある作品なのでぜひぜひご一読を。読めば直木賞ノミネートされるに充分な力量を持った作家さんだとわかります。明日受賞作発表ですね。どうなるかな。。。
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14件
2021年7月13日
見たことがない三角関係
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 読後気持ちが引きずります。今まで読んだり見てきたものの中でこんなに歪つなのに純粋で醜くない三角関係は初めてです。子供の時は一緒にいる時間が作れるけど社会に出れば理由がないとどんなに仲良くても努力しないと疎遠になります。三人の関係性を保つために取った密の手段とその気持ちを知っていて受け入れた十和子。この二人の関係は書類上は夫婦だけど血の繋がっている家族以上に家族で戦友で十和子が死んだら自分も死ぬと思っている密。この関係にとても胸を打たれます。正直どうしてそこまで良時に執着するほど好きになったのか読んでても分かるようで分かりません。逆も然りで良時も密のことがどうしてそこまで好きなのか分かりません。時間の積み重ねの中で自然とお互いを好きになるには描写が少し物足りなさがあり読者側でこういうことかな?と想像して補完しないとなりません(読解力不足かもしれませんが)。でも密の口の悪さも捻くれてる性格も良時を守る時には愛しくとても可愛らしく読んでて胸一杯になります。寄り道をしてようやくお互いに辿り着けて良かったねと本当に思います。BLを読んでるのに一般の小説を読んでるんじゃないかと錯覚するほどとても良い作品です。
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3件
2019年5月16日
佐伯密なんか好きになったかも
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ is in youを読んだときは、何この嫌な人と思ってたのですが、この作品を読むと、その理由が分かって、あれ、そんな純愛の人なのかと逆に好きになりました。リバはあまり好きじゃないのですが、攻めのときは複数人としてるけど、受けの時はほんとに好きな人と初めて・・・なパターン、結構好きです。同じ人とのリバがあまりな感じですね。不思議な三角関係でしたが、その時にそれぞれが一緒にいられるにはどうしたらいいかを考えた結果こうなったのだなと納得でした。off you goもいろんなシーンで出てきて、良時が結婚したとき密が言った「いっちまえ」は悲しみ、十和子が良時に言った「行って」は決意を感じます。密の方が良時よりも先に気持ちに気付いてたから、いろいろつらかっただろうな、それがis in youの意地悪にもつながっていくと思うと・・・まあ元々いい性格の人ではないのですが、味がありますね。少し「イエスかノーか」の相馬さん(好き)に通じるものもあります。長い期間かかりましたが、今は幸せでよかったです。読み応えありました。
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1件
2025年1月29日
大人達の永い想い
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 前作『is in you』で気になった、圭輔の前任者、佐伯密の話。『is in you』で密が東京に戻った所から話が始まります。
密とその妻の十和子、十和子の兄で密と同い年で同じ新聞社勤務の良時の三角関係ということになるのでしょうが、そんな簡単には言えない。出会いは密と良時が11歳、現在は43歳ですから長い日々の積み重ねてす。
それぞれの想いがやりきれなくて、でも優しくて、現在と過去を行ったり来たりしながら話は進むのですがすごく深い。
十和子と密の離婚に対して話し合う静かな会話は、沁みました。
しっかり終らせて、次の段階に進むことにした。
3人の気持ちが複雑過ぎて、言い表すのが難しいです。
でも、読んで良かったです。『is in you』では掴みどころのないような感じの密でしたが、癖はあるけど知識に裏打ちされた経験があってのセリフだったりするので、こういう人は尊敬してしまう。すごい人だと思います。
こちらも後日談が『ペーパーバック』にあるので、そちらもぜひ一緒に。
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0件
2022年5月9日

最新のレビュー

すごいな
is in youを読んでからの方が一層楽しめるということはまずは主張したいです。そして佐伯さんの名前が密(ひそか)ということが判明し、大興奮しました。あまりのインパクトにしばらくはH×Hのヒソカが私の背後にいましたが、3人のストーリーにグッと入りこむに連れ帰っていきました。それにしてもいや、これBLなのか?すごい3人の人生を見せられた感じが強烈で…最近は一般小説も書かれてる一穂先生ですが、やっぱり繋がってるなと思いました。(2025本屋大賞ノミネートおめでとうございます!)
いいね
1件
2025年2月3日

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