マンガ多すぎ!業界最大級!!
漫画(まんが) ・電子書籍のコミックシーモアTOP小説・実用書小説・実用書青空文庫青空文庫予告殺人事件予告殺人事件
無料会員登録で、新規登録クーポンプレゼント中!!

作品内容

本作品は青空文庫のタイトルです。 底本名:坂口安吾選集 第十巻エッセイ1 初版発行年月日:1982(昭和57)年8月12日

お得なラノベ・小説・実用書クーポン!
詳細  
簡単
1巻から|最新刊から

作品ラインナップ  1巻まで配信中!

レビュー

予告殺人事件のレビュー

平均評価:4.5 2件のレビューをみる

最新のレビュー

  • (4.0) 終戦前夜に書かれたエッセイ
    かおるん123さん 投稿日:2023/9/9
    【このレビューはネタバレを含みます】 私も推理小説かと思って読んだのですが、昭和20年8月12日の東京新聞に初出のエッセイでした。とするととても興味深い文章だなと思います。敵国アメリカを辛辣に表現するのは当たり前ですが(予告された都市に至るまでの中継地点に所在する施設を狙っている場合もある)と推論を披露することにより、予告された都市の住人だけでなく重要施設の近隣へも注意喚起しているのでしょう。この時期日本は敗色濃厚で都市部(まさに東京新聞エリア)では衣食住全てにかけた状況でした。この状況で坂口は日本国民が表向きは深刻な顔をしながらこの状況を笑い飛ばしている、私も大笑いしてしまった、と(迂闊に口を滑らせた若い母親を引き合いに)表現します。まさか坂口がこのように本気で思ったのではなく本当のことを書けば検閲にかかるので口を滑らせた母親を隠れ蓑に「国民はすり減っている」と表現したかったのでしょう。だって広島への原爆投下は8月6日、長崎へは8月9日です。こういう時代に生きた表現者の苦悩を感じます。筆を折ることも一案ですが、そうすると大本営発表だけになり国民は隠されたメッセージすら受け取れなくなる。このタイトルも「娯楽読みものですよ」と検閲の目を眩ませる技だったかも。筆を折った作家も、書きつづけた作家も苦悩した時代。自分だったらこの時代をどう生きたのだろう、と考えさせられるエッセイです。思いがけずこんな文章を読む機会を得られて良かった。短い文章ですから、是非。時代背景も考えながら読んでみてください。 続きを読む▼

高評価レビュー

  • (5.0) てっきり
    いむらひなとさん 投稿日:2023/3/14
    タイトルから推理小説だろうと思ったら、日本とアメリカの文化や国民性についての考察でした。4ページで読みやすいです。ちょっと乱暴な論調ながらも、今でもなるほどと思える。国民性ってそう簡単には変わらないんだな。

この作品を読んだ人はこんな作品も読んでいます

 

Loading

 

 
 

 

Loading

 

 
 

 

Loading

 

 
 

 

Loading

 

 
 

 

Loading

 

 
 

お得情報をGET!登録してね

▲ページTOPへ