(小説、秘密+秘密2+秘密3、あとがき付)。
一般小説で割安な講談社版もありますが、どれほど違いがあるかわからないので、原作と思われるBL誌のHolly NOVELSで購入しました(*違いについては下記参照)。
重く切ないテーマ
と、読み手の想像がつかない巧妙な展開とエンドが上手で、その重厚な読み応えが病みつきになった作者さま。。
本作はそこまで身を千切られるような苦しさは少なくライトな読み応え(≒読みやすい)ですが、他の作者さんに比べたら重さはあります。
1,2,3と区切られてますが、3部作。
それぞれ、視点、時間が変わります。
最初は、なんじゃ、この問題児コンビは!
と本人たちは超シリアスにもかかわらず、読み手はコメディかよ、と感じるような可笑しさがほのかにありますが、後半は意図が少し変わってきます。
充の健気な一生懸命生きる姿勢に、心が打たれました。
贅沢言うなら最初の主人公、啓太の奥行きがもっと欲しかった!
充はわかったけど、啓太は??
彼の問題点に照らしたストーリーも読みたかったです。
作者様。。。
どうか、この話の肉付け的なストーリー、もっといただけないでしょうか?
いつかでも良いです。。。
途中番外編、後日談、続編、なんでも良いです、書いてください!!!
作者さま、担当者さま、平にお願いですっ!
<*余談、出版社の違い>
いくつかの作品が一般書籍の講談社でも同タイトルで発刊されてます。
作者さんの有名作、美しい人を購入時に散々調べましたが、どうやらBL誌と講談社版では全く同じではないようです。
講談社版は一般書籍なのでお徳ですが、後日談が入ってなかったり(これの読み逃しはもったいなさ過ぎる!)、文章も若干違うようです。
本作は目次で見ると、講談社もこのHolly版も秘密3までは同じ、違いはあとがきだけですが、書き直しもよくされる作者さんのようなので、どれだけ内容に違いがあるかはわかりません。
作者さんファンの方なら、安易に安いからと講談社版での購入はオススメしません。
違いを確かめてからどちらで買うか、選んでください。
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