突き詰められた下剋上の物語でした。王城があっけなく侵略され、悪政が正され、最終的にはその国の奴隷という身分が解消される。
この物語の最後の「もうこの国には〜〜」という文章になるほどと思いました。
主従としてお互いを愛しぬく・信じきる と
いうテーマだと思うので、こんなんで王政が葬られるの? とか、襲撃ってこんだけ? とか、火薬があるって、産業革命の後の時代? なんて突っ込むことは的外れなのだと、ようやく、この作者さんの作品を8点ほど読んで、合点がいきました。
こういう主従関係を描くには、古代にする必要があるだろうし、現代版とするなら反社・やくざ・マフィア にしなければならないだろうな・・・と笑いつつ、この作品に満足しました。
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