読み終わった直後にもう一度読み返したほど面白い。年上の余裕たっぷりの雰囲気がすごくかっこいい攻めの健にやられました。健は「凡庸を絵に描いたような」と表現されるような外見です。スーツは量販店のもの。不経済だから外食も控えめ。住んでるマンション
は狭い。こんな本当に平凡な男を、月村さんの表現力でものすごくかっこよく見せています。小説の中に、「自分の稼ぎで地に足のついた暮らしをしている」と言う表現があるのですが、なんだかわからないけれどそれだけで落ち着いた男の印象でかっこよくしか見えません。読んでるうちに健が料理で腕まくりをするだけの表現にもドキドキするように…。行間に立ち上る色気!月村小説史上、内容も攻めのかっこよさもナンバーワンです!!受けの純情さがこれまたたまりません。ちょっと天然でおバカが入っていますが、キュートの塊です…!キュン死
って、こういうことか!
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