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漫画(まんが) ・電子書籍のコミックシーモアTOPBL(ボーイズラブ)マンガBL(ボーイズラブ)小説 徳間書店(Chara) キャラ文庫 間の楔間の楔(1)
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作品内容

歓楽都市ミダスの郊外、特別自治区ケレス――通称スラムで不良グループの頭(ヘッド)を仕切るリキは、夜の街でカモを物色中、手痛いミスで捕まってしまう。捕らえたのは、中央都市タナグラを統べる究極のエリート人工体・金髪(ブロンディー)のイアソンだった!! 特権階級の頂点に立つブロンディーと、スラムの雑種――本来決して交わらないはずの二人の邂逅が、執着に歪んだ愛と宿業の輪廻を紡ぎはじめる…!! ※電子版には、紙版に収録されている挿絵は収録されていません。 ※口絵・イラスト収録あり

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簡単
1巻から|最新刊から

作品ラインナップ  全6巻完結

レビュー

間の楔のレビュー

平均評価:4.6 71件のレビューをみる

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高評価レビュー

SFBL
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ SFBL群像劇、とまでは言えませんがそういうのが好きなのでとても面白かったです。(パラスティック~やBLとは違いますが萩尾望都SF作品、海外ドラマ エクスパンスなど)
現在と過去、登場人物それぞれの視点が交錯していますが、読みやすく分かりやすかったです。脳内に映像が浮かび上がるくらいに。
・・今までBLジャンルの商業、非商業、ネット小説、新旧たくさん読んできた人ならば難解ではないと思います。(リキの出生などなんやかんや回収されていない伏線は別として。文庫化前に書かれたものを読まないと分からない。)
私は面白くて一気に読んでしまいました。
昨今の大団円で終わりがちなBL作品に物足りなさを感じている人にもおすすめしたいです。(個人的にはイアソンにとっては最初の最後で気持ちが通じ合ったねよかったねハッピーエンドだねって思いました)
・・・「リキの出生」「リキの能力」 ほのめかすだけで明らかにされていませんが、リキにはコンピューターをシステムダウンさせる能力がある?ガーディアン時代リキと一緒だった他の子供たちにもなんらかの能力があった?やたらほのめかされるので、これが終盤に関わってくるのだと思いましたが物語は別な方向へ・・・例えばガイの謀略によりイアソンを傷つけられるか失うかしたリキの能力が開花、暴走してアモイ全域がシステムダウンするとかそういうラスト予想していましたが、、それがリキの○ん○んがあんなことになるなんて、2度目にリング付けられた時点でもしかしたらそういう展開もありえると、ちらとは思いましたが、あぁ、、(以前のイアソンなら○ん○んなどすぐ再生できるって冷笑したのかな)
・・・イアソンの変質っぷり、ガイとリキのお互いへの愛情の深さなどなどたくさん詰まっていましたね。リキにとって一番守りたいのはガイ。それでも最後リキはイアソンの愛に答えるんですよね、、そこがなんとも言えません。カッツェにはもう少し踏み込んで欲しかったけど人工体ブロンディの恐ろしさをよく現していたと思いました。(そのブロンディでさえ代えがきくという表現もあったのでユピテルこわいよ、、)
一番漢だったのはガイ(その結果があの結末ってのはガイにとっては酷すぎる)、個人的に好きなキャラはあの大告白をやってのけたキリエ。もっとキリエの話をしよう!キリエかわいいよキリエ
いいね
2件
2025年1月12日
ラノベを超越した大作で怪作、そして神作
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 「答えのない問題」「出口のない迷路」「終着点のない電車」に踏み込んでしまった気がしました。この物語は完全なSFで、時代も場所も世界観も現実とかけ離れています。それでいて「あり得ないとは言い切れない未来」を見せてきます。そうして魅せられて虜になった頃には遅く、ゾッとするような描写や展開があっても引き返せなくなっていました。私が過去に読んだ二百冊以上の作品で、ここまで例外も情けも容赦もなく、火の粉どころか幾つかの厄災がまとめて降りかかるような、救いのないラストは読んだことがありません。
物凄く広大な世界観で、描写も説明も詳しくリアリティがあります。読み進めていく中で見えてくる深層テーマみたいなものが幾つかあるけれど、物語の骨格は、それら「理不尽な社会システムの改革」でも「正義を貫く」ことでも「成り上がる」ことでもありません。あくまでも核は「愛」なのです。なので、この作品の世界がどれほど歪であろうと、最終的に救いはないままだし、数ある伏線のようなものも必ずしも回収されるわけではありません。それどころか、ラストの衝撃から立ち直って少し冷静になってみると「結局、この世界は変わらないままなのではないか」と、誰も救われない虚しさが残った気がしました。
ストーリーに根本的なエンドはないにしても物理的には終わりがあります。6巻の後半になっても衝撃を受けるばかりで、終わりも救いもない感じでした。内容が過激すぎて、エンドもどこへ帰結するのかの見当も予測もつけられず恐ろしかったです。私は、イアソンのは「執着であって愛ではない」と思っていましたが、ラストで分からなくなりました。世の中に愛だと言えるものは確実にある。でも、イアソンの執着が愛ではないと、どうして言える?…と。大いなるパラドックス、まるで悪魔の証明を突きつけられたような気がしました。エンドの解釈は人それぞれだと思います。誰に焦点を当てるかによっても違うかもしれません。個人的には、どうこじつけてもハッピーだけはない気がしますけど、否定もできません。
『間の楔』と書いて『あいのくさび』と読みます。あいは愛でもある?のかもしれません。間は愛…とてつもなく重いテーマを含んだタイトルだと思いました。
文体やストーリー展開が独特だと思うので、これから読む方は高低のレビューをよく確認する事をお勧めします。
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9件
2023年12月15日
BLラノベの原点にして孤高の傑作。
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ この作品を知ったのは、某動画サイトで公開されていたアニメ(OVA)からです。作画は古く、現在の美麗なアニメとは比較できませんが、物語がたまらなく斬新かつ魅力的でラストは衝撃的でした。cvは現在ではあり得ない超豪華キャストで、みなさん名演技でした。特に、主役•イアソンのcv.塩沢兼人氏(故人)の演技は伝説の神演技で、このアニメが今もファンから愛されている所以となっています。
 私は声優•塩沢兼人氏のファンでもあったので、その後、CD(ラジオドラマ)の神演技に酔いしれ、次いで原作ラノベの読破に進みました。

 私には初めて読むBLラノベでした。
 一読して「エッ、これがラノベ?」と困惑したぐらい物語の世界観が壮大かつ緻密でした。舞台は近未来異世界。だからこの物語はSFBLとも言われていますが、かなり特異な世界観です。第1巻ではこの近未来世界のシステムにかなりの行数が割り当てられています。そして、読み進むにつれて、この設定は必要不可欠だとわかります。現在の我々の常識、倫理観が通用しない世界観の設定です。
 イアソンのリキへの愛は、今で言う、執着愛、溺愛の一種と言えますが、この物語世界のシステムでは〈禁断の愛〉などと言う甘々な単語で表現できない〈あり得ない愛〉です。
 アニメを視聴してラストを知っていながら、原作は違う終わり方をしないだろうか?いや、アレ以外のエンドはあり得ない、アレは一種のハッピーエンドだ、、、と泣きながら思考は堂々巡りし、、、読了後の余韻は言葉では説明できません。
 現在、BLラノベと並びBL漫画も手軽に電子書籍で入手出来るようになり、数冊読みましたが、この作品を越える余韻を得られたものはありませんでした。
 アニメは最近(?)リメイクされました。BLアニメのリメイクは前代未聞ですが、この原作なら納得です。BL作品は黎明期から隆盛期へ移っています。名作は時代とともに新たな解釈ができます。これはもうBLの古典にして原点になる傑作です。ハッピーエンドに慣れた方には重い物語ですが、読了後の感動は心の奥底に響きます。読み応えのある物語をお探しの方にお勧めします。価格も良心的です。
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3件
2025年4月1日
原点にして至高、そして基準となった作品✨
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 初めて読んだBL。最初がこの作品ではなかったら、それ以降もうBLは読まなかったかも。それほど衝撃的でした。その後、無意識のうちにこの作品を基準にして他作品を評価する癖がつきましたが、私の中でこの作品を超えるものはまだありません。舞台は近未来。絶対的ヒエラルキーの最上位に属するアンドロイドのイアソンが、面白半分に最下層に属する「雑種」の人間リキを無理矢理ペットとして飼い始めます。リキは「雑種」のプライドにかけてペット扱いから逃れようとしますが、イアソンは次第にリキを本気で愛するようになり絶対に手放せないと自覚するに至り、元々無理があった2人の関係はゆっくりと悲劇へ向かって舵を切り始めます。この両極端の世界に住む2人のカリスマが各々のプライドをぶつけ合う一方で、お互い以外は考えられないほど狂おしく求め合うという愛憎入り混じる関係が、息詰まるような筆致で描かれます。このドラマをより引き立てるのが、その壮大にして緻密な世界観。社会体制、乗り物、建物、街並み、今でいうIT機器、外交、経済、法律etc.に至るまで触れられます。こういうのが退屈、苦手な方もおられるでしょうが、背景が現実的でしっかり書き込まれているからこそ、イアソンとリキの絶望的な関係がより明確になるわけで、この点こそがこの作品の価値を大きく底上げしています。そして、2人のセ◯クスの描写の濃厚で官能的なことといったら❗ダイレクトな視覚よりよほどエロティックで、フルボディの赤ワインのように強い余韻を残します。初出から40年近く経っていますが古さは感じません。その間、アニメ(OVA)にもなったし、英語やスペイン語にも翻訳されて現在も海外のファンが増えています。私はyoutubeのおすすめに上がってきたサントラに惹かれそこからアニメ、小説と逆流しました。入りやすい所から入り、このBLの古典的名作に触れてみてはいかがでしょうか。興味のある方にとっては一読の価値ある作品だと思います
いいね
6件
2023年7月14日
世界観もエッも2人の関係も表現も最高♡
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 権力による無理矢理♡...から通じ合って行く有能で強情な二人組という好みドンピシャの作品でした!
動画で見たことある!?買って読み始めてから気づき、名作に違いないと期待して読み進めました。文学チックな表現たちにどんどん惹かれていきました。
エッももちろんすごいですが、それ以外のところもかなり読み応えがあって表現も中身もつまりにつまってました。2人とカッツェ、頭いい3人の言うことなすことが知的で筋が通っててかっこよく、そんな3人を中心に世界観のいろんな姿がだんだん見えてきて面白かったです!
そして何より2人の恋愛模様...最初は無理矢理服従で超エッでした...もう最高!からの、一年半離れた後の心境の変化が....イアソンなんかどっぷりで、リキもかなり惹かれてて...。イアソンは最大限リキの意思を尊重する彼氏っぷりで、リキも相手のことを理解しようとしてる様子かつ下手に抵抗しなくなったところで、落ち着いてきていて、いい感じやないかいと早くくっついちゃえよ...と思うころには......もうエッは...
衝撃のラストにびっくり...。もう予感はしてたんですけど、けど...!!!!でもなぜか、歯がゆいというより、納得の心持ちです。もちろんラブラブ♡は見たかったんですが、最後は、してきたことへの落とし前をつけるという形で、また、かなりそうなるような雰囲気を醸し出されてて、全てを振り回した2人の結末として、終わるべくして終わったように思えます。イアソンがリキの願いを聞いて、リキもイアソンを選んでいるのが、2人の恋が実った様に思えたのかもしれません。
最初には思いもよらなかった甘い愛と、えっぐいエッと、世界観に浸れて幸せでした!
いいね
1件
2025年1月17日

最新のレビュー

切ない話ではありますが…
切ない話ではありますが、最後の最後までものすごく濃い話です。是非、おススメの一品です。好きな人は、たまらなく好きな話ですよ。
いいね
0件
2025年5月14日

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