あとがきで幼馴染みがうっかりこうなっちゃって、を目指したとありましたがそんな軽い話にしたかったの?とびっくり。「半沢」的なのを目指したのかと思ってた。幼馴染み設定は時間の厚みがあって読むには楽しいですが過去から現在をいい加減な繋ぎかたすると
シラケちゃう。その辺ちゃんと伏線回収されて過去と現在を上手く交互に読ませながら企業ドラマを絡め読みごたえありました。企業ドラマだったら仕事の描写がちょっと薄いけど幼馴染みの拗らせ愛の背景としてはお腹いっぱいです。ところどころユーモラスなところがあり、そこはいっそもっと奏子を面白い拗らせ女子にしちゃっても良かったのかも、と思いました。神木が奏子を手込めにしちゃったシーンは大変色っぽかったです(笑)
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