挿絵の葛西リカコ先生の作品リストの中であらすじがミステリーっぽく記憶喪失というのに興味を持ち読みました。
1巻序盤でこのMとはまさか…と最初から繰り返し読み、ミステリー仕立てでページを捲るのが追い付かない程続きが気になって仕方ありませんで
した。まさか泣くとは思わなかった!
ティッシュの量信じられない程消費し泣きました。切な過ぎる。2巻で冷静さを取り戻し、衛がカナリーをしている理由がわかった瞬間堪えてた涙が溢れて仕方ありませんでした。3巻では全体的に静かに泣いてました。もう1巻読み終わった時には頭いたかったです。4巻最後まで読み、これ以上の愛って無いのでは?と考えさせられました。
ただ終盤の事は完全にネタバレになっちゃうので詳しく言えない。是非最後の最後まで読んで下さい。
衛って、真文をまもるっていう意味で砂原先生が付けられた名前なのかな?護衛の衛だし。まもるだし。本当に深い愛。決して押し付けない大きな愛でした。
信じられない病気ですが、実在する病気なんですね、とにかく切ない。
全てが望んだ展開通りに行かないからこそ忘れられない作品になりました。本当におすすめしたい。
衛の心情を想像する程苦しい。記憶を失くされた方はいっそのこと忘れたいのに、相手が覚えてないのが苦しくてやりきれない。諦めたいけど諦められない。嫉妬。
衛が感情を吐露して泣く場面ではもうたまりませんでした。
真文が何故名前を書かずにMと書いたか、わかった瞬間また涙が止まりませんでした。
読み終わって色々考えさせられます。
1巻の始めにはわからなかったけど、初対面のふりをしてこちらから近付かない、相手の心のペースに合わせてあげるのも愛の形であり、相手を想うからこその優しさなんだと。
もどかしいけど、衛はいつまでも待っている。真文がいつの時も色気があり魅力的で守ってあげたくなるのがよくわかります。
《追記》読み返すと意味の無い様に感じるセリフ等が全て伏線だったりして震えています。最初淡々と進んだ様に見える場面でも衛を思い涙が止まりません。凄いですー!
出来るならばもっともっと先の未来を読みたいです。面白くて夢中になって読みました。砂原先生の他の作品も読んでみたいと思います。ありがとうございました。
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