丸木先生の作品を読むのはこちらで10作めになります。美形受主人公と病み系執着攻めのドロドロ恋愛が持ち味の先生ですが、歴史物、時代物、学園物、ホラー、ミステリーと何でも書ける引き出しの多さに驚かされます。こんなにコミカルな作風は初めてで「実は
こっちのほうが得意なのではないか?」と思うほどテンポがよく、読んでいて気持ちのよい作品でした。謎解きやトリックはあらかた予想がつきますが、人間関係の愛憎描写やドラマ性で引き込んでくれます。私は溺愛スパダリ攻の雪也がすごく好みです。今までの作品の攻めは闇(病み)が深すぎて付いていけない感じでしたが(笑)、その要素はありつつも受に甘々なところが魅力的。巻数がたくさん出ているので続きが楽しみです!
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