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ライトノベル
罪の名前
1巻配信中

罪の名前

630pt/693円(税込)

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作品内容

深夜、整形外科医・棚田のもとに松雪颯太という青年が運び込まれた。

階段で、誰かに後ろから突き落とされたという。

身寄りもなく、謙虚で穏やかな青年と打ち解けていった棚田は、松雪が病院内で心配なく過ごせるように勤しむ。

だがある日、看護師から信じがたい話を聞き――。


『箱の中』『嫌な奴』の著者がおくる、人間の心の深いところをえぐるような、傑作短編集。

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  • 罪の名前

    630pt/693円(税込)

    深夜、整形外科医・棚田のもとに松雪颯太という青年が運び込まれた。

    階段で、誰かに後ろから突き落とされたという。

    身寄りもなく、謙虚で穏やかな青年と打ち解けていった棚田は、松雪が病院内で心配なく過ごせるように勤しむ。

    だがある日、看護師から信じがたい話を聞き――。


    『箱の中』『嫌な奴』の著者がおくる、人間の心の深いところをえぐるような、傑作短編集。

レビュー

罪の名前のレビュー

平均評価:4.0 8件のレビューをみる

最新のレビュー

  • (4.0) サイコパス・・
    maronさん 投稿日:2023/10/1
    【このレビューはネタバレを含みます】 ミーナというのが怖かったです。 嘘ばかりついて、自分をお姫様にしようという欺瞞、他人を陥れる。 他人を玩具しか思っていない・・。 親友という名の搾取される人が嘘に気づいて、助かって良かったです。 なんか山岸涼子の蛭子を思い出しました。 これも十分に戦慄させる技量があります。絵のようにまざまざと見えます。 そして医者が助けた人が殺人鬼とわかった医者は、何故奇跡があんな奴に起きたのだと 神様に問わずにはいられなかったというのは・・。 うーん。もはや運命ですね。 医者は助けてはいけなかった人を助けることもあるし・・。 不可抗力ですね。もうやりきれないけど・・。 そういうこともある。 でも医者も助かって良かったです。 続きを読む▼

高評価レビュー

  • (5.0) 性癖(パラフィリア)を深く掘り下げた作品
    yukaさん 投稿日:2022/5/1
    【このレビューはネタバレを含みます】 シーモアではレビューされてる方に共感することも多いんですが、今回は数が少なかった為か、他の方のとは少し違った意見になりました。個人的には非常にお勧めの作品です。1話目は匂わせBLですが、そこについては全く気にならないレベルだと思います。ただ性的サディズム障害を患っていると思われる描写が出てきますのでグロ注意。2話目は近親相◯。手紙形式で過去を独白していくことでかなりリアルに感じます。3話目は女性であれば大抵の人が体験したであろう女子特有の世界観の話。運悪く引き当てた友達がこの手のタイプだったらと思うとゾッとしました。4話目でシトフィリア、ソフトカニバリズムです。2話目とラストの話は読む方をかなり厳選するものですが、究極の愛と性癖を垣間見ることができます。個人的には特に4話目がおすすめ。地雷な方も多いかと思いますが、秘密を共有し、宥恕してくれ、執着する様は完璧なエ◯スでした。「何故僕に食べているところを見せるんだろう」と理解に苦しみながらも受け入れていく様には並々ならぬ情を感じます。ソフトSMのような感覚もあり、秀逸なラストでした。四作とも人には理解され難い人間が主人公でしたが、その葛藤や関わり方がリアルで魅力的です。 続きを読む▼
  • (5.0) 見えない心
    クロエれおさん 投稿日:2023/2/25
    木原作品は心に一つのシ染みを落とすような読み応えがあります。短編集。どの作品も、ある一点で踏みとどまっているのか、ある一点を超えてしまったのか。そんな物語です。日常生活では見えない人の気持ち。そういったものを読んでいく。誰もが信じたいものが あるから、それを投影して人をみている。そこから逸脱している面。それは本質かもしれないし、見たくなかった部分かもしれないし。胸がざわつく。それを読む醍醐味。先へ進めるのがやめられない。 もっとみる▼
  • (5.0) 救いがないからリアル
    こよさん 投稿日:2022/10/30
    4編からなる短編集で、4編とも出会ったら最後と思わせる人が主人公です。自己中の極みというか人の事なんて微塵も考えない人たち。最後の「虫食い」はみなさんと同じく衝撃を受け読んでいてうわーっと声が出てしまった。一番BLしてました。どの作品も救い がなく人間の業のようなものを感じる一冊でした。 もっとみる▼
  • (4.0) 犬猫好きは読まないほうがいい
    きあさん 投稿日:2022/4/4
    【このレビューはネタバレを含みます】 好き嫌いが分かれそうな短編集。悪意ある人間を書くのがものすごくうまい。しかもそういう人間に限って罪悪感がない。こういう人いるー!って思いながら読んでたけど、「罪と罰」とか「ミーナ」とかお人好しすぎて騙されちゃう主人公にイライラ。またそういう平凡な人間の感情を表現するのがうまい。一番好みだったのは最後の「虫食い」グロ?気持ち悪い系の話だけど、この短編集の中で一番好きなキャラが日向と隼人。お互いに持っている負の部分を理解し合って依存している感じがとてつもなく好み。犬猫好きには痛々しいシーンがあります。 続きを読む▼
  • (4.0) BLに近い表現あり、エロ無し、若干グロあり
    とこさん 投稿日:2020/10/29
    BL作家として有名な木原音瀬先生の短編集。こちらの作品は一般書籍として発売されていたのですが、若干BLっぽい表現がありました。苦手な方は注意してください。直接的なエロ描写は無いです。4作品とも人の負の感情に訴えかけてくるような作品です。読ん でいて自然と悲鳴が出るような描写もありました。話はよくまとまっていてオチも良いです。 もっとみる▼

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