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嫌いな男

安西リカ北沢きょう

（4.6）投稿数84件

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作品内容

千裕の部署にキャリア採用で新しく人が入ってきた。彼、向居は千裕と同い年、爽やかで人当たりもよく、人事が太鼓判を押すほどの優秀な人材だった。そんな向居に淡い敵愾心を感じつつ、まともに勝負するのを避けていた千裕だが、あるとき彼の眼差しに潜む熱に気付いてしまう。向居は自分が好きなのだ。仕事では敵わない向居が千裕にだけ甘くなる。それを心地よく感じていたところ……？　甘く切ない、大人の恋。

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嫌いな男

680pt/748円(税込)

千裕の部署にキャリア採用で新しく人が入ってきた。彼、向居は千裕と同い年、爽やかで人当たりもよく、人事が太鼓判を押すほどの優秀な人材だった。そんな向居に淡い敵愾心を感じつつ、まともに勝負するのを避けていた千裕だが、あるとき彼の眼差しに潜む熱に気付いてしまう。向居は自分が好きなのだ。仕事では敵わない向居が千裕にだけ甘くなる。それを心地よく感じていたところ……？　甘く切ない、大人の恋。

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作品情報

ジャンル

：ライトノベル

BL小説

作品タグ

：まっすぐな気持ち / イラストが綺麗 / 不毛な恋 / 人間性が好き / 葛藤がいい

※システムにて自動抽出したものを表示しています

出版社

：新書館

雑誌・レーベル

：ディアプラス文庫

シリーズ

：嫌いな男

DL期限

：無期限

配信開始日

： 2022年6月17日

ファイルサイズ

： 9.7MB

出版年月

： 2022年5月

ISBN

：

9784403525506

対応ビューア

：ブラウザビューア

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レビュー

嫌いな男のレビュー

平均評価：4.6 84件のレビューをみる

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高評価レビュー

エリアさん

(－/－) 総レビュー数：102件

めちゃめちゃ良かった

ネタバレ

このレビューはネタバレを含みます▼ 要領良く生きてきた受けとハイスペ攻め。
受けがほどほどに上手くやってたところに自分よりハイスペな攻めが来て、疎ましく思っていたらどうやらゲイで自分に好意があると知り、そこから優越感を持ち試し行動するようになって…という話。
受けの性格悪いですが、誰しもそういう部分あるよな〜と思えるリアルな性格の悪さでとても魅力的でした。変に聖人すぎるキャラクターよりよっぽど良い。攻めも二面性があって良かった。口説いてるときの二人のやりとりにキュンキュンきました。
普通だったらなんやかんやこのままくっつくんだろうな〜ってところでそうはならずに離れるのにびっくり。でもああならないと受けは攻めのこと好きにならなかっただろうしな。
読みやすい文章で無駄なくサクサク進んでくれるので夢中になって読みました。残りのページ数を確認しては、えっここまで話が進んでるのにまだこんなに続きあるの！？(歓喜)ってなりました。密度がすごくて、二人がくっつくまでの過程も不足がなく描かれているのに、さらに付き合ってからも攻め視点で沢山堪能できてすごく良い買い物したなって思いました。
後半の攻めの異性愛者と付き合った不安とかも分かるし、それを溶かす受けがすごく良かった。
初めは性格悪い描かれ方してたのにすっかり良い子になった受けちゃん。読者としては物足りないな…とは思いつつも攻めと一度離れて成長した証なので愛だな…ともなります。それはそれとしてもっと小悪魔な受けも見たかったな。
攻めも受けを溺愛しすぎて、Sっ気とか泣かせるの好きとか言ってたのに甘々えっちばかりでちょっと残念。いやそれほど受けに首っ丈なのが伝わってきて、愛だな…てなるので良いんですが。今後もっと気安い仲になったらそういう面も出てくるのかな…そういうのも読みたかったです。
えっちも両者色気と愛に溢れていて良かったです。あまり騎乗位好きじゃないんですけど、このお話では萌えることができました。
とにかくすごく良かったです。イラストも素晴らしかった。今後何回も読み直すんだろうなと思える作品でした。

2件

2024年12月1日

sato さん

(女性/－) 総レビュー数：295件

ダメな自分と向き合う強さが良い

ネタバレ

このレビューはネタバレを含みます▼ 同じ部署にキャリア採用で入社してきた向居と、千裕のお話。

作者買いです。今回も楽しく読ませていただきました！

千裕の絶妙な性格の悪さがストーリーを先に進めるのを結構遮ってきます。
本人が自覚している程度でこのくらいの性格の悪さは、おそらく誰にでもあると思います。誰にでもあるがゆえに第三者視点で読むと心が痛くなります（自分へのブーメラン的な…）

が、仕事上のトラブル（決して千裕のせいではありませんでしたが、確認を怠っていたという負い目あり）から、向居が退職する事態になってから状況が一変。
千裕が向居に指摘された自分の性格。
自分でもダメだと反省していたところに、畳みかけるように他人からの、しかも明らかに自分よりデキる人間からの指摘。

これ、普通はめちゃくちゃ凹むし、逃げ出したくなる場面なのに、千裕はちゃんと自分と向き合い、向居とも向き合う努力をします。偉い！偉すぎるよ…。
ここがこの作品で一番良かったです。

再会後、千裕が向居への気持ちを自覚するシーン。
千裕のまっすぐな気持ちがとても切なくて涙が…。
展示会場で感極まって千裕から告白するの最高でした。
両想いになれて本当に良かった…。
良いBL読んだ―って充実感に満たされました。

後半は向居視点の続編。
向居が千裕のことを好き過ぎて、必要以上に憶病になっているのが意外でした。
千裕視点では常に自信に満ちている感じだったので、意外性に驚きつつ、千裕のことが本当に好きなんだなぁ、とほっこりしました。

大満足で読了しましたが、唯一の心残りと言えば向居のビジネスパートナー伊崎さん。
彼も幸せになって欲しいと切実に感じました…。切なすぎる。

3件

2025年1月21日

カーキさん

(女性/30代) 総レビュー数：735件

面白くて一気に読んだ

ネタバレ

このレビューはネタバレを含みます▼ 男としてもイチ社会人としても優秀な攻め。そんな攻めに対してどうしても嫉妬してしまう受けの描写がとても良かったです。受けは性格が悪いと自負してるし、攻めからもそう評価されてるけど、実際読んでみたら全然許容範囲だし、ちゃんと萌えられる程度の描写なので楽しめました。受けは感情に素直だけど周りをきちんと見て自分の気持ちをセーブしてるし、人に責任なすりつけないし、読んでいて応援したくなる受けでした。
攻めは頭が切れるが故に腹黒く、的確に敵を仕留めるタイプ。でも受けを好きなことをやめられなくて苦しんでいてそのギャップがとても良かった。後半攻め視点で溺愛具合が沢山書かれていて嬉しかったです。
この作者様にハマってちょっとずつ読んでます。毎作品、胸の辺りがぐぅ〜っとなるような、小説ならではの切なさやトキメキをしっかり表現してくれます。漫画ではなかなか感じられないので、小説にハマって本当良かったです。
最後に心残りがあるとしたら、ゲイバーに受けが行くシーンや、実際に攻め以外のドS攻めにロックオンされちゃうような話も読みたかったなーと思いました。もう一冊出ないかな…。

7件

2022年10月22日

COCORON さん

(女性/40代) 総レビュー数：408件

仕事ができる男同士！最高

ネタバレ

このレビューはネタバレを含みます▼ 先生の最新作「隣の男」がこの「嫌いな男」に登場する不毛な恋に悩み苦しんでいたあの伊崎さんの話だと知り、最新話読む前にまたこちらを読み返したくなっちゃて、再読。
やっぱり仕事ができる男から漂う色気がたまんない。
前半はキャリア採用されてやってきた同じ年の向居に対する対抗心や嫉妬、向居の気持ちが自分に向いてるとわかってからの優越感の描写がうまい。そりゃできる男から好きのビーム出てるの感じたら優越感でるよね。そして、ノンケの千裕が向居の事が好きになって行く展開も無理がなく引き込まれてしまう。

読み進めていくうちに私にも向居のフィルターがかかったみたいに千裕がだんだんと可愛いくみえてくる！
ツンデレの我儘な可愛い子猫ちゃん！
後半の向居視点の甘々な話になるともう最高で、、旅行先のテラスでの話し合いはお互いがこの人と少しでも長くこの関係を続けたい！という強い想いが伝わってきて読むの2回目なのにまた泣けた…尊い。

そして改めて伊崎さんには幸せになって欲しいと痛感。伊崎さんの話は最新作にレビューします。

8件

2023年11月22日

salmon さん

(女性/50代) 総レビュー数：2131件

すごくいい

ネタバレ

このレビューはネタバレを含みます▼ キャリア採用向井真也×制御機器関連会社販促担当南千裕
入社５年目で１人だけで気楽にやっていた販促担当にキャリア採用の向井がやってきて、仕事のできる向井に嫉妬していた南は向井が自分を好きなことに気付き優越感に浸るようになります。この２人どうなっちゃうの？と先の気になる展開でした。南目線の｢嫌いな男｣はお仕事BLで向井の言葉で南が変わっていくのがよかったです。学生時代に友達を振り回していた女の子に自分を重ねて自己嫌悪するところがわかりやすくて共感できました。向井目線の｢勝てない相手｣はハラハラしながら読み進めた読者へのご褒美みたいなお話。すっごくよかった～！続編かスピンオフを期待させられるラストです。早くまた２人に会いたい！というか読みたい！安西先生の｢ささやかな会社員同士の恋愛｣いいですね。コミック版の｢隣の嘘つき｣は読んだことがありましたが(←とってもよかったです)、小説は初めてで高評価に納得でした。ちょうどセールされているので他のも読もうと思います。
2022年5月総240ページ挿絵あり

5件

2022年9月2日