オーナー社長が絶対に知っておきたい、
やっておきたい相続の基本と節税を図解を織り込みながら解説。
実務経験豊かなレガシィが監修者。
以前より同社が唱える「相続と贈与の一体化」をベースに解説する。
類書ではあまり触れていない「役員借入金対策」についても解説。
※2021年12月刊行の改訂新版。
相続は「相(すがた)を続けていく」と書きます。
これが相続の言葉の由来です。
つまり、相続は亡くなった人の思いを、
生きている人が受け継いでいくという意味です。
言葉の意味を前提にすると、
亡くなった人の思い、心、意思がちゃんと受け継がれたときに
「良い相続ができた」と言えるのかもしれません。
事業継承を考えるとこと、自身の相続を考えることも、
未来を描く作業です。その意味では、経営と同じと言えます。
・財産を家族にどう引き継いでいくか
・どんな家族でいたいと思っているのか
・会社をどう継承していくか
・事業に対する思いをどうつないでいくか
「よい相続ができた」と言える状態を作るためには、
早めの『意識』がポイントになります。
時間があればあるほど、とれる対策の選択肢が多くなるからです。
はやい段階から事業継承を意識することが第一歩。
相続、また事業継承の難しいところは、
人によって、会社によって、状況によって、
ベストの対策が異なることです。
財産の内訳は人それぞれですし、だれに何を譲りたい、といった将来像も人それぞれでしょう。
事業継承のタイミングや方法によっても、自社株の譲り方が変わります。
できるだけ、後悔のないプランを立てたいものです。
本書がオーナー社長の相続と事業継承の一助となれば幸いです。
ご家族の幸せと会社のますますの繁栄をお祈りしております。
■目次
●はじめに
・相続の手続きと流れと期限
・相続人の範囲
・相続税がかかる財産とは
・相続税がいくらになるか、概算を計算してみよう
・事業継承税制の流れ(特例措置の場合)
・自筆証書遺言の保管・書き方
●序章 相続税・贈与税の大改正が行われる!?
●1章 オーナー社長にとっての相続とは
●2章 相続財産の評価方法を知っておこう
●3章 不動産をうまく管理する
●4章 事業の安定・発展の鍵を握る自社株の相続
●5章 相続税を賢く減らす節税の基礎知識
●6章 相続と対をなす贈与を上手に使うための基礎知識
●7章 相続を争族じないために
●おわりに
■著者 エッサム
■監修者 税理士法人レガシィ
■編集協力者 円満相続を応援する士業の会