扉の先は異世界だった――!?
アラサー営業マンである竹中隼人(たけなか はやと)は、ある過去があった。
それは学生時代に異世界召喚に巻き込まれて異世界に行ったことだった。
異世界では世話役としてウィルフレッドという仏頂面の男が付けられた。
しかし、ウィルフレッドはどうやら隼人の世話役になることに不満があるようだが、
この世界では魔力の器に欠陥のある隼人は魔力供給の必要があった。
その供給に白羽の矢が立ったのがウィルフレッドで、体液の摂取という形で魔力を譲渡してもらうようになる。
自分を嫌っていたはずのウィルフレッドだが、なぜか魔力の供給でいつもは名前で呼ばないのに「ハヤト様」と呼んできて……。
そんな生活に戸惑いつつもいつの間にか順応していた隼人はある出来事をきっかけに元の世界に戻ることに。
あれから幾年が過ぎ、社会人として働いていた隼人に待っていたのは、二回目の異世界転移だった!?